先週の日曜日(1月8日)、今年初めての小旅行をして来ました。
その4回目です。






名松線に乗車し伊勢奥津まで往復し、その後、津の北側にある専修寺を訪れました。
専修寺は、豊かな田園地帯に、周囲を集落で囲まれています。


専修寺の門前には古い建物も残っていました。



そして、お寺の周囲の集落は、中世に寺内町だったところです。
寺内町は、中心となるお寺に保護され、国司や地頭、大名から納税義務を免除された町です。


当時の町を取り囲んでいた堀跡の小川もありました。




一身田では1時間の滞在で、紀勢本線の上り列車に乗りました。
一身田の古い駅舎です。




一身田からは、なだらかな丘陵地帯を走ります。



以前、この路線に乗車した際には、少ない乗客しかいないのですが、長い編成の列車でガラガラの状態でした。
この日は、2両編成の車両に、適度に乗客がいるような状態でした。


亀山城に到着した紀勢本線の列車です。
外観は、名古屋近郊を走る快速電車と同じですが、この車両はディーゼルエンジンを積んでいます。




亀山駅の北、1km程のところに亀山城があります。
亀山城には2012年1月に訪れていますが、その際には現存だった本丸多門櫓が改修中で、その姿を見ることが出来ませんでした。
いつか、再訪したいと思っていましたが、その機会が11年後になっていました。

駅からの道を7分程歩くと、多門櫓が堀跡の池越に見えてきました。




現存の多門櫓です。




当時は、白壁の江戸時代の姿に改修していたのですが、その改修工事の竣工間近に放火によって柱の一部が燃えたそうです。
幸いにも火は燃え広がることなく消され、柱の一部を修復して事なきを得ましたが、その犯人はまだ捕まっていないそうです。


多門櫓からの眺めです。



城内は曲輪跡が残り、整備されていますが、それは2012年の際に訪れているので、今回は亀山城の南に残る武家屋敷跡を訪れました。
こちらがその加藤家屋敷跡です。




門から道を隔てたところに、長屋門と屋敷が残っています。






久しぶりの散策で疲れが出たのか、亀山から名古屋に戻る車内では、すっかり居眠りしてしまいました。
鉄道と歴史散策を織り交ぜた旅が出来て、満足した一日になりました。


~ 完 ~

 

 

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