先週の日曜日(1月8日)、今年初めての小旅行をして来ました。
その2回目です。


快速「みえ51号」を松阪で下車しました。
その後は、30分程の待ち合わせで、伊勢奥津まで名松線に乗る予定です。




松阪駅の名松線乗り場は、快速「みえ」が到着したホームの反対側の5番線です。
「みえ」が着いた時、名松線のホームには2両のディーゼルカーが停まっていました。



前側の車両は回送列車で、後ろ側の一両が 9:38発の車両でした。
発車20分程前に乗り込んだ際にはガラガラでしたが、発車時には向かい合わせの4人のボックス席は、ほぼ半分ほど埋まっていました。しかし、その殆どは、名松線に乗る為だけの、僕と同じ目的の人で、本来の乗客は僅か数人だったと思います。



9:38、定刻に松阪を発車しました。
発車してしばらくは、名古屋方面の紀勢本線の線路を走り、分岐してからも並走しています。
そのため、車窓ののどかな風景は、快速「みえ」で眺めた景色と同じです。



名松線は、車窓西側に見える山の反対側へ向かいます。
長閑な景色を眺め、4駅目の一志に到着しました。



この辺りまで、名松線は近鉄の山田線、大阪線ともほぼ並走しています。
一志駅からほど近いところには近鉄の川合高岡駅があり、乗り換え客もいるそうです。
この列車にも二人ほどの乗客が乗り込んできました。


一志からものどかな景色が続きました。

 


前回、名松線に乗車したのは、もう40年近く前になるのですが、その時の記憶では、一志を過ぎると山あいを走ったと思っていたので、ちょっと意外に思いました。

松阪から、37分で家城に着きました。
営業距離は25.8kmです。



この家城で、上り列車と行き違いをしました。
名松線は、一日に8往復の列車が設定されていますが、いずれの列車もこの家城で行き違いをしています。


家城からは波瀬川に沿う渓谷に沿って走ります。



時折、景色が開け、長閑な山里の景色も広がります。



波瀬川の渓谷は次第に険しくなり、特に伊勢八知を過ぎると波瀬川が迫るギリギリのところを走るようになりました。勾配やカーブが急になったのか、列車は30km/hの速度で走ります。



名松線は、2009年10月の台風18号で大きな被害を受け、特に家城 - 伊勢奥津では40か所に亘り土砂崩れや路盤流出が生じたそうです。三重県の治水対策と合わせ、線路の復旧工事が行われ、2016年3月に復旧しています。

こうして、松阪から43.5kmの道のりを1時間24分かけ、伊勢奥津に到着しました。



ここで、30分程の滞留で、松阪に戻りました。
駅の案内板を見ると、5kmほど離れた所に続日本100名城となった北畠氏の館跡があるとのことで、また名松線に乗って伊勢奥津に来る目的が出来ました。

40年ほど前に伊勢奥津に来た時も、松阪行の発車まで確か小一時間の時間があり、その時に駅前周辺を散策しました。
その時は、8月の夏の盛りで、橋の上から、波瀬川の淵に飛び込む地元の子供達の様子を眺めた記憶があります。



その橋まで行こうと思ってましたが、駅前の様子が全く記憶に残っておらず、駅前を通る伊勢本通りの興津宿の様子を眺め、折り返しの松阪行に乗りました。


~ つづく ~

 

 

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