今日は、本編のホームページに、夕張のキネマ街道の様子をアップしました。

本編のホームページは こちら です:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/index.html





夕張は、北海道のほぼ中央に位置し、かつては石狩炭田の中心地として栄えた街です。

石炭産業が最盛期を迎えた1960年には人口も11万人を超えていました。
その後、エネルギー革命による石油へのシフトによって、石炭産業は衰退し、1990年には南夕張炭鉱が閉山しています。
夕張の人口は1960年以降減少し続け、2015年には8,845人まで減少しています。


夕張へは2011年10月に訪れました。
人口減に苦しみ、財政難が伝えられた夕張の現状を知ろうと、夕張駅から街の中心街の先にある、元の夕張駅跡まで歩いてみました。


駅から北に向かい谷を越えると、高台にある夕張市の中心街の手前にある、歩行者用の坂道を歩いて行ったのですが、両脇には廃屋が並び、胸を痛めるような光景でした。


撮影: 2011年10月


坂道を上ったところが平地となり、夕張の市街地が広がっていました。
下の写真の建物は、夕張市民会館でした。
市民会館の建物は、耐震基準に達しておらず補強が必要でしたが、その費用がなく2015年に閉鎖になっているそうです。


撮影: 2011年10月

ここは夕張鉄道の夕張本町駅だったところで、旧国鉄の二代目夕張駅もこの左手にありました。

この辺りは夕張市の中心街で、道路も整備されていました。
この辺りの住宅には、家の壁に映画の看板が掲げられていました。


撮影: 2011年10月

集落が続く中、急に渓谷が現れました。


撮影: 2011年10月


街の中心街の中を流れる川とは思えない、紅葉の綺麗な渓谷でした。

渓谷を渡り、再び市街地が続きました。
家々の壁に、映画の看板が貼られています。


撮影: 2011年10月

上の家には映画「Shane」の看板が掲げられていました。
あまり、映画は見ないのですが、この「Shane」は自分のニックネームにもなっている事もあって何度か観ています。

こちらは「ローマの休日」です。


撮影: 2011年10月

夕張では町おこしの為、1990年から毎年映画祭が行われてきたそうです。
それにちなんで、日本各地で上映された映画の看板を復活し、現在では90枚程が街中に掲げられているそうです。


この先には寂れた飲み屋街がありました。


撮影: 2011年10月


飲み屋街を抜けると、広大な空き地が現れました。


撮影: 2011年10月


この空き地が、初代夕張駅跡です。
かつては数多くの線路が敷かれ、石炭を積みだす貨物列車が行きかっていた事と思います。
当時の面影は残っていませんが、この近くには石炭の歴史村というテーマパークが建てられています。

かつては民間企業が経営していましたが、今は夕張市が直営で営業しています。


今日紹介したホームページの夕張・キネマ街道の散策記は こちら です:
http://shanehsmt.html.xdomain.jp/Travel/Japan/Hokkaido/Yubari.html

 

 

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