3月の初旬に在宅勤務が始まって以降、近くのスーパーへの買い物以外は閉じこもりの生活が続いていたので、GW中は何度か運動不足解消の為、ママチャリで出掛けてきました。

今日はその3回目、5月5日のお出かけの様子を紹介します。
今日は、5月5日の散策の2回目です。
 初回はこちらです:
 https://ameblo.jp/shanehashi/entry-12595399209.html


今回は西に向かい、大阪城から靭公園を通り、淀川を渡って大和田街道という道を走りました。
昨日の記事で地図を貼り忘れました。




大和田街道を走ると、隅櫓のようなお寺を見かけました。



遍満寺というお寺です。
門の前にお線香が置いてあり、新型コロナウイルスの早期終息を願って、お線香をお供えしてくださいと、火をともすライターと一緒に置いてありました。これはお線香をお供えしようと、手に取りかけたのですが、誰が触れたか判らないライターに万が一ウイルスが付いていたら、と思うと、ちょっと怖くて手が出せませんでした・・・
本当に、嫌な世の中になってしまったものです。。。

この先に姫島神社がありました。



青空に赤い鳥居がとても綺麗に映えていました。
姫嶋神社は創建がいつか不明ということですが、祀られている阿迦留姫命(アカルヒメ)は古事記の時代の人で、新羅から移ってきています。

この先に、この日2つ目の目的地・大和田城跡があります。



大和田城は、近くにあると思われる市営住宅にあり、城址碑が大和田小学校に移されたそうです。
学校は閉鎖されていて、なおかつ関係者以外の学校への立ち入りは禁止されているので、城址碑を眺める事も出来ませんでした。

大和田城も戦国時代に本願寺方のお城でした。その後落城し、信長の支配するお城になっています。
大阪の古城を訪ね歩くと、本願寺とそれを攻めた信長に関わるお城が多く、この両者の戦いが如何に激しいものだったかが、分かります。


大和田城から、帰り道です。
来た道をほぼ戻ったのですが、野田城の近くの円満寺の案内板にあった、證如上人一行が襲撃され、21名が討ち死にした場所が、今の下福島中の辺りと書かれていたので、その場所を探してみました。 道を見違え、下福島公園まで行ってしまい、その後下福島中学校の周囲を走ってみたのですが、21名が討ち死にした場所は判りませんでした。


下福島公園から南下し、堂島川を渡りました。



この先の靭公園を横切り、本町通を走ります。
すると、不意に大塩平八郎終焉の地の碑がありました。



大塩平八郎(1793-1837)は江戸時代後期の蘭学者で大坂町奉行組与力だった人です。
天保の大飢饉の際に、米を買い占め富を得ていた豪商に対して蜂起しています(大塩平八郎の乱)。
幕府の追っ手を逃れ潜伏していた平八郎ですが、密告され、幕府の役人に囲まれた中、自決したそうです。

碑があったところが終焉の地かと思い込んでいましたが、実際には一本北側の通りに面していたそうです。


真っすぐ帰るのであれば、このまま本町通を東に向かえば良かったのですが、大阪のメインストリート、御堂筋をちょっと走ってみました。



高速道路をアンダークロスする辺りが船場です。



船場(せんば)の語源は船着き場とも洗馬とも言われているそうです。
南にしばらく走ると高級ブティック店や高級外車のディーラーがいくつも見かけるようになります。

長堀筋で東に折れました。
曲った先の心斎橋筋商店街の様子です。



長堀筋を東に向かい、長堀橋で北に戻り、久宝寺町あたりの道を東に折れました。



この先で、上町台地に登ります。



大阪市内は地下鉄で移動する事が多く、上町台地の存在に気が付く事がないのですが、こうしてみると高低差もあり、存在感があります。
台地に登ると難波宮跡があります。



飛鳥時代と奈良時代に都が置かれたところです。
9年前の夏にここを訪れた時には、広い史跡には殆ど誰もいなくて、立ち入ってもいいのか、と戸惑う程でしたが、この日は多くの家族連れの方が訪れていました。



大極殿の基盤です。
大阪城の天守も眺められ、広々として気持ちい良い眺めです。



周囲でお弁当食べたり、ボール遊びしている家族連れの方の様子を見ていると、コロナで自粛要請が出ている事を忘れてしまう光景でした。
一日も早く、こうした光景が普段の景色として戻ってくる来るようにと思います。

僕も、この難波宮跡でおにぎりを食べ、帰路に就きました。

難波宮を出てすぐ東側に教会がありました。



教会には、高山右近と細川ガラシャの像も立っていました。



今年は大河ドラマの主人公が明智光秀ですので、細川ガラシャ像の写真を載せておきます。
この日も、運動不足が解消でき、リフレッシュ出来ました。


~ 完 ~

 

 

 

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