パリのシャルル・ド・ゴール空港からフランクフルトを経由して帰って来ました。
行き帰りの席が、ちょっとグレードの高いエコノミー席で、
機内ではいつもよりもゆったりと過ごせて良かったです。


今日はそのヨーロッパ出張の続きです。
 第一回目は こちら です:
 http://blogs.yahoo.co.jp/shanehashi/64880676.html




先週の土曜日のジローナの続きです。

城壁を巡り、カテドラルに向かったのですが、ジローナの
見どころの一つはカテドラルの南に広がる旧ユダヤ人街です。

そこには石で外壁を固められた家が狭い路地を隔てて建ち並んでいます。
その様子は、城壁からカテドラルに向かう途中でも見られました。

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こうした町並みにはとても惹かれます。
下の写真は、カテドラルの石段の下から
南に向かうメインの通りに当たります。

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ここには観光客が歩いているのですが、
車が一台通れるかどうかという道幅です。

その通りからふと横を見ると、人が一人
通れるだけの道幅の路地がありました。

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思わず惹きこまれそうな眺めです。
この路地を少し散策して、カテドラルに戻りお昼を摂ったのでした。


お昼ご飯を食べているうちに晴れ間が広がり
陽もさして来ました。

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この後、カテドラルの北側にあるアラブの浴場に向かいました。

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1194年に造られたもので、イスラム様式で造られています。
スペインは全土がイスラム国家になった歴史があります。

狭い路地が迷路のように入り込んでいる旧ユダヤの街並みも
ユダヤというよりは、イスラムの香りがします。

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この通りを抜けて聖フェリア教会に向かいました。

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この聖フェリア教会は、カテドラルと並んで、
ジローナの町で大きな尖塔をもつ教会です。

教会の前の石段の下の広場では演奏会が行われ、
多くの人が石段に腰を掛けて、聴き入っていました。



7 EUROの入場料を払い、教会の中に入ってみました。

ち8なみにカテドラルは入場無料ですが、内部は撮影禁止。
こちらの教会は内部の撮影は許されているようでした。

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有料の為か、教会はほとんど人がおらず
厳粛な雰囲気でした。

いくつか祭壇もありました。

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とても素晴らしい雰囲気でした。


しばらくこの教会で佇んだ後、再び旧ユダヤ人街を歩きました。
この門を抜けるとカテドラルの前の広場に出ます。

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広場を抜けると旧ユダヤ人街です。
路地に入って、旧ユダヤ人街を彷徨ってみました。

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ジローナでは、街が建設されたごく初期からユダヤ人が
この町に住みつき、今残る町並みを築いたようです。

しかし、キリスト教徒との間の争いは絶えなかったようで
1492年にユダヤ人は追放されることになります。

近くにユダヤ歴史博物館があり、そこでこのような歴史が
あった事を学んだのですが、異なる文化の融合というのは、
いつの時代も難しい問題だったのでしょう。

しかし、この狭い路地が迷路のように入り組んだ
ジローナの街を歩いていると、ユダヤ人というよりも
イスラムの文化の香りを感じます。

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もし、日が暮れてからこの町を歩いたら、まるで
アラジンの世界に入ったような感慨を覚えたことと思います。

細い路地を彷徨ううちに、高台にある公園に出ました。
ジローナの街を一望に出来ました。

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赤茶色の屋根の家が立ち並ぶこの光景は、
フィレンツェを彷彿とさせました。

 ホームページのフィレンツェの散策記は こちら です:
 http://www.geocities.jp/shanehp_tabi2/Travel/Europe/Firenze.html

カテドラルと聖フェリア教会の尖塔も見えていました。

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この広場から再び、狭い路地を抜け、ジローナの駅に向かいました。

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帰りは 15:11 発の列車でした。
行きと同じ車両で、マドリッド行でした。


~ つづく ~