この道は いつか来た道...

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今から72年前の今日は、日本が真珠湾攻撃をしかけ、
無謀な対米戦争を始めた日でした。

当時の日本は、全体主義・軍国主義の国で国民の権利は制限されていました。
特に情報統制は著しく、当時の日本は国民を騙し続けた国でした。


そして、先日、特定秘密保護法が国会で可決成立しています。

安全保障上、重要な情報は秘密にするというのが目的だそうです。
しかし、どんな情報を、秘密にしておくべき情報と判断するのか等、
多くの人達が考え直す必要があると指摘する法を
何故、あれほど急いだのか、理解できません。


因みにこの法では、特定秘密を知ろうとするだけで処罰の対象となるそうです。
またこの法ではテロを次の様に定義しています:

「政治上その他の主義主張に基づき、国家若(も)しくは他人にこれを強要し、
又(また)は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、
又は重要な施設その他の物を破壊するための活動」

これによると、主義主張に基づいて、国会周辺を政府の意図と
違う主張のデモを行うとテロ行為とみなされ処罰の対象となります。
まさに先日、どこかの党の幹事長が言った事はこの法律の通りの様です。

そうなると憲法で保証されている言論の自由はどうなるのでしょうか?
しばらく前ですが、第一次世界大戦後のドイツ・ワイマール憲法を
ないがしろにしたナチスの手法を学べと、同じ党の副総理が言っていますが、
これが手始めなのでしょうか?



気が付いたら、「いつか来た道」になっていた
という事がないように祈るばかりです。


写真は、記事とは関係ありません。
2008年10月 室蘭本線からの日没の様子です。