GMOの社長の熊谷正寿さんの2004年(なんと13年前!)の著作。3年前(それでも発刊から10年)に買ったが、ずっと本棚になおしてあった。

 

6月に退職して、時間をかけて再度自分の人生を考えるにあたり、手に取って見た。当初は、手帳の書き方・使い方の参考に...くらいにしか思ってなかったけど、本当に自分の夢を具体化し、ビジュアル化する方法を学べた。きっと今後、なんども読み返すと思う一書。

 

実際に手を動かしたり、頭で考えたりする上で参考になったことはもちろんだが、文字の強さということを感じた。この本を読む前までは熊谷さんという名前すら全く知らなかったが(恥ずかしながら)、インターネット関連の社長が買いているし、GMOってずっとベンチャーみたいなイメージを持っていたため、当初は結構チャラめのイケイケ論だとたかをくくっていた。が、が、が!読み進めるうちに頭の中で、誠実で温厚な人物が現れ、それでいて自分に厳しく、周囲のために心を砕く人柄を思い描いた。 読み終えた後にネットで写真やインタビュー記事、熊谷さんのブログを読むとまさに思った通りの人だった。

 

きっと熊谷さんはこれまでの人生を通じて、メモにしろ、執筆にしろ、書くということを続けてこられた方であるから、きっと紙面での自分の写りと、3Dでの自分の写りと、自分が理解している自分をリンクし、ちゃんとプレゼンできているんだと思う。能力的なところもあると思うけど、きっとそれは真面目に自分自身と向き合い続けてきた熊谷さんだからこそだと感じる。

 

メモ(というよりTo Do)

- Filofaxのバイブルサイズ手帳がいい(熊谷さんは)

- 夢・行動・思考の3つの手帳

- ポイントはなんだ??

- 礼儀正しさに勝る攻撃力はない

- 人に感謝できない人は利害でしか人と付き合えない

- 情報収集には「夢」「赤ペン」「比較」

 

 

 

自分の甘さを知るとともに、もっと自分を表現する生き方をしようと思った。
著者のアリオさんは、もともとの能力が高いことは言うまでもないが、その他の面では「ぐーたら癖」や「行き当たりばったり」など親近感の湧く人間性を持っている。
事実ベースでも国連の空きポストに、滑り込むことはラッキー以外の何物でもないということすら、この書籍を通じて知った。(そんなアホな)

この1年ほど、自分では「もともと国際機関に入りたくて、(一部の国際機関では就労経験が求められているため)今会社員をやっている」とか言ってきた。
今年ですでに5年目の社員。
大企業に勤めるが故に、間違いなくベンチャーや小規模の企業に比べるとスピードは緩やかだ。
4年の歳月を経て思うことは、「スピード感、成長への意欲の逓減」が知らず知らずのうちに起きていること。
おっと、話がそれるので今度また別のところでまとめよう。

この書籍を通じて、"国際連合"という組織が文字通り世界最大の官僚組織であり、自分の考える「幸せに働く」ということから遠いであろうことはふんわりと分かった。
"The grass is always greener on the other side of the fense"
でも本当に青かったかどうかは、自分でしかわからんし、どんくらい自分の思っていた青と違うか、どんな匂いか、肌触りかもわからん。

後輩が教えてくれた言葉「ワンチャンかます」
幸せの定義も真剣に考えるけど、そんくらいの気分で自分のキャリアに挑戦してみようかな。



パリの国連で夢を食う。/イースト・プレス
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