コロナ禍が続く日々、疲弊してる方も多いと思われます。
そんな中、インターネットでこんなコメントも多く目にしました。
「コロナで、大事なことに気づくことができた」
「リモートワークで、家にいることが多くなり、家族の大切さに気づいた」
「無駄に、お金を使ってきたことに気づいた」
など。
命や経済を脅かす大きな事変が起こったとき、人の価値観は揺さぶられ、否応なく意識変革を求められます。
そんな時、落ちていく方向に行くか、上昇する方向に向かうか。決めるのは、自分です。
人が何かをするとき、そこには、なんらかの動機付けがあります。
「叱られたくないから、●●する」
「嫌われたくないから、●●する」
「アイツに勝ちたいから、●●する」
「みんなに合わせないといけないから、●●する」
これが、「マイナスのモチベーション」とすると、
「△×さんに喜んで欲しいから、●●する」
「◎◎が好きだから、●●する」
「チャレンジしたいから、●●する」
「自分の生き方を○○したいから、●●する」
これが、「プラスのモチベーション」です。
私は、どちらかと言えば、マイナスのモチベーションが強い人間でした。悔しさをバネに頑張ってきた時代があります。
そして、そういう考え方が染みつくと、「クセ」として定着し、そこから抜け出せなくなります。
頑張っても頑張っても満たされず、心はいつも不安定です。
ところが、「プラスのモチベーション」を持つ方々に囲まれると、自分の考え方の「クセ」も、「プラス」に寄っていきます。
そして、自分が「プラスのモチベーション」を持ち始めると、同じ波長を持つ方が周囲に増えてきます。
プラスのエネルギーが大きな気流を生み出し、幸せなオーラが出てくる・・・。
先の、コロナ禍で
「コロナで、大事なことに気づくことができた」
「リモートワークで、家にいることが多くなり、家族の大切さに気づいた」
「無駄に、お金を使ってきたことに気づいた」
と考えるようになった方々は、おそらくプラスのエネルギーをまとい始めたんじゃないでしょうか?
「そんなこと言ったって、生きるか死ぬかの瀬戸際にいれば、そんな余裕はない!」と、お思いかも知れません。
そんな時代もあります。そんな考え方しかできない時もあります。私にも、そんな時代がありました。
でも、いつまでも、そこに自分の身を置いては、自分で自分をマイナスの世界に引きずり込んでしまいます。
そんなとき、無心に打ち込める「三味線」があったのが、私には救いでした。
音楽は、頑なになった心を解き放ち、辛い現実から救い出してくれる力があります。
優しさに基づくモチベーション、チャレンジ心でのモチベーションで、生きる方が一人でも増えれば、世界はもっと素敵になる気がします。
三味線のことに置き換えれば、
「先生に叱られるから、お稽古する」ではなく、
「この曲が好きで、素敵に弾きたい、唄いたいからお稽古する」で、いたいですね!
そうすると、曲の持つ力を感じて、演奏や唄もどんどん良くなる気がします。
思考の力は怖いです。悪く想像すれば、悪く思った通りに、物事は進んでいってしまいます。自身の脳が自身をコントロールしています。
ぜひ、生き方、お稽古の仕方を「プラスのモチベーション」で、素敵に改革なさってみてください。