さて最近は、来年の個展に出品する作品を、日々コツコツと描いております。
だいたいサムホールサイズ~10号の、小さな絵が多いです。
本当に描きたいのは30号~80号くらいの大きなサイズなのですが、アートマニアや会社の社長さんではない限り、一般の方々にはあまり需要がなく、社会的な制約を受けています。
しかしこの制約も、自分が設定して創り出しているものですから、徐々に外していこうと思っています。
なにしろ、やりたいことをやるために生まれてきたわけですから……。
私は、父である日本画家・眞野康洸のコーディネートをして、彼の作品をパリのサロンに送り出したりしていますが、フランスのサロンというのは、例外はありますが、概して品評会のようなものに近い感じがします。
どれがいい作品で、どれが良くない作品。
どれがレベルが高くて、どの作品が質が低い
この作品は評論に値する……などなど
私の著書『アート・コンプレックス
』(日本文学館)にも書いたと思いますが、実はフランスのサロンで私が本当に共鳴できるのは、非審査のパリ・アンデパンダン展のみなのです。
童謡詩人の金子みすゞさんの詩にもありますが、「みんな違って、みんないい」
宇咲愛さん経由の、アシュタールの言葉を借りますと、「宇宙には優劣がない、ただ違いがあるだけ」
という思想が、私にはしっくりと腹に響きます。
それぞれの人の表現が違うだけで、いいも悪いもない。
それぞれの人の生き様が違うだけで、どれが優れた生き方で、どれが劣った生き方だということもない。
そんな感じです。
今日も1点のアクリル画を紹介します。
チャネリングでオートマティック・ペイントしたものです。
ソーシャル・マーケット「クリーマ 」で販売しております。
タイトル:無題120903
制作年:2012年
素材:アクリル絵具、F6キャンバス
作品サイズ:縦31.8×横41cm