タッチダウン地球ごと

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韓国語勉強日記。

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「82年生まれ キムジヨン」を読みました。2年前に刊行され、韓国でベストセラーになった小説です。韓国語の本を読むのは大好きだけど、日本語の本の何倍も時間と気力が必要です。でもこの「82年生まれ キムジヨン」は面白くて一気に読み終えました。映画化もされるそうですよ。


1982年ソウル生まれの女性、キムジヨンの0歳〜35歳までの半生を、ルポルタージュ風に淡々と描いた小説です。「キム」は韓国で一番多い苗字、「ジヨン」は82年生まれの女性で一番多い名前。つまり、韓国のありふれた普通の女性の半生を主人公にしています。

女の子だからという理由で、ごく自然に男の子よりも冷遇されながら生きていたジヨン。ジヨンが受ける差別は、女性なら誰でも身に覚えのあるような類のものばかり。それに静かに耐えたり受け流したり苦しんだりと、負の感情を蓄積し続けたジヨンの身に、ある時一大事が訪れます。ジヨンではない別の女性の人格がたびたび憑依するようになったのです。そんなジヨンに対し、彼女の夫をはじめ、周囲の人々の対応は・・・。

ジヨンを取り巻く男性達。家族や親戚、同級生、先輩、上司、主治医、通りすがりのサラリーマンまで、殴りたくなるほど酷い人ばかり出てきます。しかし彼らは、社会全体から見れば真面目な市民。そして女性を虐げている自覚は全くないでしょう。

私は好きな男性KPOPグループが4組ほどいます。キラキラ輝きながら大活躍している彼らも、無自覚なまま周囲の女性を虐げながら育ってきたのかなぁと、ぼんやり考えてしまいました。もちろん彼らにも「男だから」という理由で理不尽に背負わされているものがあるんでしょうけど。