3月のこと。

祖母が他界した。




娘は祖母にとって初曾孫。妻の妊娠中から、その報告をしていて早く会わせたいと思っていた。


12月に娘が無事に生まれ、年明けに新年の挨拶も兼ねて顔を見せて行こうと話していた。だが、祖母からは「寒い時期に連れ出さなくて良い。暖かくなる3月頃に来たら良い。その頃には表情も豊かになっているだろうから。」と断られた。


それもそうかと思い、3月を待った。






会いに行く予定のちょうど1週間前に祖母が他界した。





無理にでも1月に会いに行けば良かったと強く後悔した。





だが、時間が経てば娘を祖母に会わせたいというのは、私のエゴなのかも知れないと思えるようにもなった。




ただ、会いたい人には会えるうちに会うべきという、よく目にするような言葉の意味を噛み締めた。





祖母はいつも別れ際は、見えなくなるまで必ずずっと見送ってくれる人だった。

最期は娘も一緒に祖母を見送ることができたので良かった。





これからは天国で娘の成長を見守っていてくださいね。