尺八の歌口(口に当てる部分)は2通りあって、流派によって形状が違う、ということになっています。

左側が都山流、右側が琴古流。楽器を買うとき、楽器屋さんで必ず「どちらにしますか?」と訊かれます。

 

昔は「黒い部分の大きい都山流の方が演奏しやすい」と真顔で云うセンセイも居たけれど、こんなのは単なるシンボルマークで、演奏上はどっちでも同じ。どちらが優位ということはありません。お好みでどうぞ。

あ、でも師匠に習っている人は、師匠の流派に合わせた方が無難です。

 

     

 

ちなみに黒い部分は、教本だと「水牛のツノ」ということになっているが、普通はアクリル板が入っています。

ツノだろうが、アクリルだろうが演奏上はまったく差し障りが無いので、買うときはやはりお好みで。

(というか、今どき「水牛のツノ」が入っている尺八ってあるんだろうか・・・)

 

ところで、この「歌口」、楽器を落とすとか、ぶつけるとかして、黒い部分が欠けたりすると演奏にモロに支障が出ます。

なので、使わないときはキャップをして保護するのが普通。

 

この「歌口キャップ」、革製のちっちゃなキャップだけど、演奏会の楽屋などで、よく紛失する上に、買うと結構な値段がします。

以前、楽器屋で買ったことがありますが1個 3000円くらい・・・。こんなちっちゃいのに「え~!」って思います。

 

ということで、ダイソーで売っている2個100円くらいの「椅子足キャップ」がお勧めの代替品です。

これだと革製の「歌口キャップ」よりも衝撃に強く、紛失しても全く気にならない。

使い始めはちょっとゴムの匂いがするけど・・・まぁ、安いからいいや。

 

 

-miyapi

 

・・・だ、そうである。

場所は川崎。参加募集が出ている。詳細はこちら

 

「邦楽」というと、フツーの人は ”J-POP” を、箏や尺八をやっている人は「和楽器で演奏する曲」を思い浮かべる。

後者の方は、やっぱり普通の感覚からズレているだろうな、と思う。

 

一般の人が「和楽器で演奏する曲」で思い浮かべるのは「地歌、箏曲などの伝統的な曲(お正月にNHKでやっているような曲)」だけど、箏や尺八をやっている人は「和楽器で演奏すれば何でも邦楽」と思っている。

ここにギャップがあると思う。

 

どちらが正しい、というわけではないけれど、ギターやピアノ、フルートで演奏した方がよほどマシに聞こえそうな曲を、和楽器で演奏して「邦楽」というのは違和感があるし、ピッチのズレた演奏を聴いても客席で幻滅するだけだ。

 

・・・というのはさておき、どんな内容、ジャンルの曲でも「合奏する楽しみ」というのはあって、客席のことを考えなければ、ビミョーにズレたピッチやリズムをいかに乗り越えて曲らしくするか?という楽しみがあるので、小生も「邦楽の合奏」は大好きです。聴いている人はともかくとして、演奏していると楽しくて、面白いの。

だから、機会があればじゃんじゃん参加したいなぁと思うこの頃です。
楽しければすべて良し。理由なんてありません。Just for fun !

- miyapi

尺八の練習、どこでしてますか?

尺八に限らず、楽器をする人の共通の悩み「練習場所の確保」。
特に管楽器は音がよく通るので、苦情が気になるところです。

これまで、いろんな場所で練習ました。
メリット・デメリットを簡単にまとめてみます。ご参考まで。。

<自宅(おうち)>
メリット:お金がかからない。
デメリット:苦情が来やすいので気をつかう。特に家族には・・(^_^;)

<公園>
メリット:お金が殆どかからない。大きな音が出せる。
 デメリット:蚊に刺される。「変なおじさんが居る!」と周りから白い目で見られる。

<河原、河川敷、堤防など>
  メリット:お金がかからない。大きな音が出せる。
 デメリット:橋の下などはテント暮らしの人が居てちょっと怖いかも。。

<車の中>
  メリット:手軽に練習できる。
 デメリット:狭い。夜にやってると職務質問されるかも。。。


ということで、、、
今の小生の練習場所はもっぱら「カラオケボックス」や「リハスタ」です。
冷暖房完備だし、苦情の心配はないし、夜でもOKだし。。

「カラオケボックス」で練習するのは最初は気分的にかなり落ち着きませんでしたが、慣れるとどおってことありません。ま、一応は「楽器もOK」なお店に行くのが安心できます。

練習場所は近所にあるので環境は充分。
あとはやる気と時間と技術・・・あっ、それが一番大きな問題なんだよなぁ(ため息)。

がんばります(^_^)!

- miyapi