読み手の心を強烈に掴む文章の書き方
読み手を惹きつける文章を書く時に、重要なことは以下の4つです。
- 熱意
- 読み手が知りたいこと
- 学びがある
- 体験談
順番に説明します。
熱意
熱意とは、文章を書く前に大前提として誰かに伝えたいことがあるかと言うことです。
「この商品を売りたいから」じゃなく、「このことをこの人に伝えたい」と言う気持ちがあると言うことです。
なぜビジネスをするのか? 自分が何かを提供すればその人の役にたつからです。
「お金を儲けたいから」は相手ではなく自分の為。 そこには相手の存在がない。
相手を意識していないから、その人を理解しようとする気持ちがないので何を求めてるかが解らない。 だから何を書いていいのかがわからない。
相手がこんな状況だから、こうゆうことを言ってあげれば役にたつんじゃないかと思う。 それが動悸です。
この伝えたいと言う気持ちがないから続かなかったり、やる気がでなかったりするので、まず「このことをこんな人に伝えたい」と思う体験をすることです。
これが1つ目の熱意です。 この熱意があるという前提で、次の「読み手が知りたいことを書く」と言うことです。
読み手が知りたいこと
書く相手を意識しているからこそわかる、読み手が知りたいと思ってることを書く。
相手が興味のないことを書くとストレスになります。 どうでもいい話を長々と喋ってる人って嫌ですよね?
余計なことを書くのは、それにあたります。
本題に入るまでに長いのもだめです。 回りくどいと「早く教えてよ」って、それもストレスになるので。
ストレスを与えてしまったら人をひきつけるのは不可能です。 文章を読んでる時にストレス状態だと書いてる人にストレスを感じてしまいます。
書くべきことだけを書く
書く相手が決まっていたらどんなことを聞きたいのかがある程度わかるはずです。 これは熱意のとこで話した相手を意識していればこそできることです。
主張したいことに関連してる豆知識みたいなものは言っても良いです。 それは「この人はこんなことも知ってるのか」と思われるので凄さにつながるからです。 そのかわりさらっという言うことです。 「自慢してるの?」て思われないためです。
書くべきことを書くというのは、余計なものを省くと言う意味も含まれます。 余計な接続詞も省く。
ネット上のブログを見てると変な接続詞を見かけますが、言ってる内容は良いのに、あほっぽく感じてしまうのでもったいないです。 前後の文章が繋がってないしヘンな言葉を使ってます。
書いた文章を見なおしてみて省けるところは省く、ヘンなとこは修正する。
そして書いたことに学びがあるかと言うことが極めて重要です。
学びがある
「この人の話って勉強になるなぁ」て思った経験があると思います。
「なるほどそういうことか」みたいな、何かを気づかされる体験です。
そういう体験が沢山あるとその人の話をもっと聞きたいと思うようになります。
それがその人に惹かれている。 つまりその人を求めていると言うことです。
脳の話で言うと快感物質が大量に出てる状態です。
と言うことは、あなたが何かを発信する時に同じように受け手に、この人から学ぶことがいっぱいあると思われることを言うんです。
その度合が強かったり、数が沢山あればあるほど読み手はあなたから離れられなくなる、つまりファンになるということです。
ファンになってもらうことを意識したら、「おもしろい」って言う要素も必要になってきます。
おもしろいって感じてる状態は興味があるってことです。 この「興味を持たせて強烈に興奮させるために必要なこと」については、読んで欲しい記事が9つあるので最後に紹介します。
おもしろさをだすために必要な要素に「体験した話」があります。
体験談を書く
人の体験談って興味が沸くんです。 何かの商品、サービスを購入する時に、買った人のレビューを見たりするのは「実際に手にしたらどうなの?】って言うのを知りたいからです。
そしてこれも重要なことで、「説得力があるか?」 嘘くさいと思われたら人といして信用されないので。
体験談を書くと説得力が出やすいです。 自分は実際にしてみて「どう感じたどう思ったこんなことがあった」みたいなやつです。
「体験した自分だけにしか出てこない言葉や感想がある」ので、それを書くとおもしろいし、主張していることが事実っぽく感じるので。
そうすると読み手は「実際にやったことならそうかもしれないな」ぐらいに思うので。
自分が体験してないことはだめです。 書き手がどこかで知った知識をそのまま書いてるコピペみたいな文章は説得力がありません。
それどころか「あっこれどっかで見た」って気づかれたら読み手は、なえます。 「この人パクッてるだけやん」て思われたら、書き手に対して凄さを感じなくなるので、読み手は去っていきます。
書く内容は同じでもいいんです。 その人が発明したことなんてそうそうあるものではなくて、過去に世界の誰かが考えたものを 色んな人を経て伝わってるわけなんで。
このことを理解していれば「人から聞いたことを言っていては駄目なんじゃないのか」と言う不安もなくなると思います。
確かにそのまま言っていては駄目ですけど、自分で体験して「自分のもの」にしてしまえば、それはその人のオリジナル要素が入るので、受け手からしてみても価値があるものです。
特に感想は個々によって違うし、同じ内容でも話す人によってその人の個性が出ます。
本人が体験していれば、その人なりの表現方法があるはずです。 そもそもやったことがなくて良いのか悪いのかも解らないものを人に教えるということがおかしなことです。
書くことが解らない人はこの体験をしていない場合が多いのではないでしょうか。
だって体験したことをそのまま書けばいいだけなんで。
以上が、読み手を惹きつけるために意識する4つのことです。
熱意 読み手が知りたいこと 学びがある 体験談
この4つを 1つずつ意識して考えてみてください。
そして最も重要なことを言います。
ある情報を受けたら、「良いこと聞いた」で終わらせないことです。
情報を得るにはエネルギーと時間のコストが掛かっています。 目が疲れます。肩がこります。時間も消費します。
そのかかったコストを無駄にしないために、受け取ったものを実際にしてみて自分のものにするということです。
何もしなかったらただコストが、掛かっただけでかなりの損失です。会社で言ったら赤字です。 相当なストレスを脳に与えた状態です。
情報を得て何もしないでまた次の情報を仕入れるのはコストを掛けてるだけで、利益がありません。
ここでの利益とは、喜びです。 脳に快感物質を大量にださせます。 体験して感じたこと、気づいたことを 誰かに伝えてみてください。
現実世界の人に話す、ブログを書く、SNS、媒体は何でもいいです。
「気持ちいいですから」 人が気持ちいいと感じてる時は、脳内で大量のドーパミンが出ています。
このドーパミンは次の行動の意欲にも繋がります。 それをやって快感を得るともっと欲しくなり、またそれを求めてしまいます。
この脳の機能をうまく利用すれば、「続かない」なんてことはなくなります。 脳が求めてしまうからです。
そうすればコストは自分への投資に変わります。 得たものが身に付いた状態です。
筋トレで筋肉が太くなるみたいなものです。
筋トレはキツくないと意味がありません。 キツイからこそあとで得られる喜びも大きいです。
慣れないことをやるのはしんどいかも知れませんが、最初だけです。
2回、3回とやる度に簡単になっていきます。この慣れる経験は今までにあるはずです。
損で終わらせるのか、自分の成長に繋げるのかは、行動しかありません。
難しく考えなくて大丈夫です。 体験したことは自然に人に話したくなるからです。
美味しい物を食べたら人に「うまいから食べてみて」と言うのと同じです。
なので是非、体験するということを習慣にしてみてください。1度体験して喜びを得れば後は脳が勝手に習慣にしてくれます。
・・・ここまで文章を書くことについて話してきましたが、ネットを使ってビジネスをするなら文章が書けないと致命的です。
音声で情報発信するのも、動画で発信するのも扱うのは言語なので、話す内容を構成していく時は言語でするので。
今回話したことは、抽象的なことです。細かく話すと1記事では伝えきれないので。
もしこれを機に文章を書くことに興味をもたれたのでしたらこちらも読んでみてください。
受け手を強烈に惹きこむために必要なことを 9つの記事にしています。