もう一度お腹いたくなるのかなって思ってたのですが、体調は急激に回復していっているのが、何となくわかっていました。出血も減り、痛みもなく、もちろん悪阻も消えた。
でも、だからこそ不安。胎嚢出てくる気配、無し。
ネットで調べてみても、胎嚢だけが三日も出ないってとか全然引っ掛からないし。でもまあ、熱もない、痛みもない、出血も減ってる。これは先生の言うとおり処置することが無いんだろうな、と思い、とりあえず今週一杯は待ってみようかなと思った今日。
何気なくトイレに行ったら、直感で「あ、すぐそこまで来てる」って分かりました。で、少し力を入れると直ぐに出てきました。痛みは全く無かった。
なるほど、ほんとだ。血の塊じゃない。全然違う。
すぐに容器に入れて冷蔵庫へ。まだ温かかった。
午前中、長男君と児童館行ったり、お買い物したり結構動いてたんやけど、帰って来て長男君のお昼寝してる、私と二人っきりの時に出てきてくれるなんて、親孝行な子に違いないよ。

三日前の陣痛できっともう剥がれていたんだと思う。そこから時間をかけて、ゆっくり降りてきたんだ。少しでも長く居たかったのかな。

自然排出出来たことは、とても良かった。掻き出されて欠片に幾つも分かれて出てくるのは可哀想だと思ったから。
産んであげられなかった分、送ってあげたいとも思った。
反面、今いる子供達の予定や夏休みに重ならない内に出てきてほしいとも思っていた。
頑張ったよね、こんなワガママなスケジュールだったのに、ほんとにちゃんと出てきてくれた。
安堵と寂しさ。

病院で超音波検査をする。
空っぽの子宮を見て、もう自分の中で整理できたと思っていた感情が溢れ出す。もう十分泣いたのに、この感情は古くならないんだ。

容器を渡す。お花が折り紙のひとつでも入れてあげれば良かったと思った。

先生に最後の頼みでもう一度、赤ちゃんの種だったそれを見せてもらう。ホルマリンに浸けて検査に回すのだ。
先生が検体していて、袋の中を見せてくれた。
約三週間前に見えていた赤ちゃんの形はもう無かった。
時間が経っているから、もう吸収されたり、変化して体を成していないんだそうだ。

また帰ってきてくれるかな。

今日、長男君が児童館で赤ちゃんをずっとあやしていた。おもちゃを貸してあげたり、撫でたり、抱っこしたがったり、優しい声で話しかけたり。そういえば最近よく「○○、お兄ちゃんだもん!」ってよく言うてるし、嫌いな野菜も頑張って食べたりしてる。
赤ちゃんを心待ちにしていたのは長女だけじゃなくて、長男も一緒だったのかもしれない。