オルゴール

 

かけてよ毛布を、かけてよ音楽を

寒いとさみしくなるもんで

風邪ひき鼻声治らないから

かけてよ毛布を、一枚二枚三枚と

 

最低な言葉も覚えた、きみを笑わせられるかな

夜更かしにドキドキしていた頃が懐かしい

 

畳の上にはオルゴール

さみしい音色ほどきれいだなんて

皮肉だね、ああ、皮肉だね

きみも同じ風に感じてくれるだろうか?

 

見てよあの朝焼けを、見てよ私の顔を

きみは本も読まないけれど

そんなの全然どうでもいいね

きみの吐く紫色の煙が綺麗だね

 

最低なことをやった、きみは許してくれるかな

夜更かしよりも悪いこと覚えすぎてしまったね

 

わたしの横にはオルゴール

涙が出るほど空がきれいで

苦しいね、ああ、苦しいね

きみは今誰の隣にいるの?

 

畳の上にはオルゴール

さみしい音色ほどきれいだなんて

皮肉だね、ああ、皮肉だね

きみもさみしくなってくれるかなぁ

 

言わないね、もう、言わないね

ささいなことで涙がでるよ

南米まで駆け落ちしよう