日向 咲嗣
ハローワーク 150%トコトン活用術―誰も知らなかった転職成功・63の裏ワザ!
参考:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070621-00000233-mailo-l31

 鳥取労働局(鳥取市)が主催する就職支援セミナーで、面接での質疑応答の際に「給料、休日、勤務時間、役職の話は持ち出さない」などと労働条件の質問をしないよう勧めるテキストを受講者に配布・指導していたことが20日わかった。同局は「内容をチェックするのが不十分だった」と認め、21日にテキスト作成会社を呼び出し、削除するよう求める。
 同局によると、同セミナーは雇用保険受給者が対象で、応募書類の書き方や面接の受け方、ビジネスマナーを指導。テキストは同局の委託を受けた会社が作成し、同社が講師を務め、06年度は1208人が受講。07年度も5月に鳥取・倉吉・米子の3会場で299人が受講したという。
 テキストには「何か質問がありますか」と聞かれた場合、「間違っても、給料、残業・休日について聞いてはならない」などと記されている。同局は「求職者は労働条件を自由に聞くことができる。削除するよう指導する」としている。


他でもこの例はありそうですね。
雇用側としては、条件についてあまりこだわらずに一生懸命働いてくれる方が助かりますので、その心理を見事に突いた指導法だと思いました。

しかし、条件を知らないまま働くと後で困ったことになりますし、場合によってはトラブルの原因になります。
長く勤めていくつもりで入社するなら、やはり条件は聞いておいた方が損にはならないでしょう。
有利になるとは言い切れませんが。

給料、残業、休日の面を一切聞かなかったとして、入社してみて実は残業代が出ない、などの事実を知った方がなぜ入ってしまったのだろう、と後悔することになりますから。