野村 るり子
英文履歴書の上手な書き方と実例―職種別履歴書・カバーレターの実例33


派遣社員という働き方に対するイメージといえば、

①自分の都合に合わせた働き方ができる。
 例えば留学など予定がある人がそれまでの間に働いたり、習い事をしている人や家庭の都合がある人が残業なしの条件で働けるということです。
②自分のスキルを生かしてその職を専門にした働き方ができる。
 例えば経理など、ひとつの職種に限定した働き方を選ぶことにより、正社員のように異動で職種が変わる環境ではない部分での働き方ができるということです。

①と②は前向きな働き方と言えるでしょう。
しかし、以下のようなイメージもあります。

③正社員より待遇に恵まれない。
④契約が途切れることの不安。

③と④も事実と言えば事実です。
特に①と②のような働き方ではなく、正社員を目指して就職活動をしたが恵まれなかったので仕方なく派遣社員とやっている例もあります。
長く働いていてもお給料は上がることもなく、仕事が途切れたときの不安でそのように生きている人の将来が見えてこないのが現実です。
パラサイトシングルと言われても、自立するだけのお金がつくれない。
何とか実家を出て行っても派遣契約を切られて金銭のあてがなくなるとアパートの支払いができず、住む所にすら困ってしまう状況になります。
ネカフェ難民問題が話題になっていることですし。

正社員への就職が決まらず、派遣でしばらく過ごさなければならない以上、普段から求人 情報に対してアンテナを張っていなければ生活を維持しつづけられないのです。
派遣会社から情報を得て仕事をして繋ぎ、よいタイミングで正社員への紹介予定派遣の情報を得られたらそれにチャレンジして正社員への道を切り開いていかなければ、不安の毎日から脱出することができません。
紹介予定派遣であっても企業からも了解がないと正社員にはなれませんので、正社員までの間の派遣の期間が過ぎたら契約終了、という「雇い止め」もよくあります。
雇い止めの場合、例えば6ヶ月の契約後に正社員という条件であれば、6ヶ月で終了してしまう、もしくは6ヶ月経過しても派遣で契約が続くという2つのパターンが出てきます。
後者の場合、契約期間が1ヶ月更新という短いスパンになっていれば、次の候補者が出てくるまでの間、人が足りないので更新している可能性があります。こうして正社員でなく、派遣で契約が更新されたとき、雇い止めかどうか判断して、正社員を希望するならそれなりに動いた方がいいでしょう。
他の派遣会社や紹介会社に相談してみるなど。
↓に未経験OKや正社員紹介予定派遣の条件で派遣会社を検索できるサイトがありますので、それも利用して正社員への道を見つけたいですね。

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