「転職した方がいいですか?」

「この人と結婚できますか?」

「私は何を仕事にしたらいいですか?」

占いをしていると、たくさんの「答え」を求められます。

もちろん、星やカードから見えることはあります。

今は動きやすい時期なのか。
どんな才能を持っているのか。
何につまずきやすいのか。

だけど私は、

占いが人生の答えを決めてしまうものには、なってほしくない。
と思っています。



たとえば、

「転職した方がいいですか?」

という問い。


星を見て、
「今年は転職にいい時期ですよ」
と伝えることはできるかもしれません。


でも、本当に大切なのはその先です。

なぜ、転職したいと思ったんだろう。

今の仕事の何が嫌なんだろう。

お金?
人間関係?
働き方?

それとも、本当はずっとやりたいことがあった?

そして、

私はこれから、どんなふうに生きたいんだろう。

ここには、占い師にも決められない答えがあります。

自分の人生だからです。

私は、占いには未来を予測するだけではない使い方があると思っています。

星を見ながら、
「私は何を大切にしたい?」と考える。

タロットを見ながら、
「私は本当はどうしたい?」と考える。

自分でも気づいていなかった価値観や本音に出会っていく。

だから私にとって占いは、

人生の正解を教えてくれるものではなく、
自分の人生を考えるためのもの。

なのだと思います。

哲学には、

「幸福とは何か」
「自由とは何か」
「どう生きるべきか」

という、簡単には答えの出ない問いがあります。

人によって答えが違うからこそ、
考え続ける意味がある。

占いも、同じでいいんじゃないでしょうか。

「星がこうだから、こう生きなければならない」

ではなく、

「私はこんな星を持っている。
じゃあ、この人生をどう生きよう?」

占いに人生を決めてもらうのではなく、
占いを材料にして、自分で人生を考える。

未来を当ててもらうのではなく、
未来を自分で選んでいく。

私は、そんなふうに占いを使いたい。

だから今日も、

「どうなりますか?」

だけではなく、

「あなたは、どうしたい?」

を一緒に考える占い師でいたいと思っています。