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神ノ街シアター



大きくて賑やかな看板、外観は古く
中に入るとコンクリのロビーはヒンヤリとしていて
ちょっとカビ臭くって埃っぽい。
今ならわかるけども、要は渋めの映画館へ
アニメや動物の映画を観に
子供の頃よく連れてってもらいました。
嬉しいんだけど楽しみなんだけれど
何か怖いとこなんだよなぁって
私には、ちょっとした心構えが必要な場所でした。
それでも映画が始まる前の、真っ暗闇の妙な緊張感と
でっかい四角に迫力のある音がたまらなく好きで
いつも前のめりで楽しんでいたと思います。

9/23に発売する新曲『神ノ街シアター』は
そんな子供の頃に記憶している映画館を浮かべながら
物語を広げていきました。
怪しさが漂うひんやりとしたロビーに
"ジャスティス!"が口癖のドーナツ売りから始まって

何故"ジャスティス!"を不可思議なピースにしたかと言うと
そもそも正義なんて言葉があるから…と言ったら
元も子もないけれど
みんなそれぞれ振り翳しているわけで
正義はひとつじゃない。
全く理解できない許し難いソレも沢山あるし
自分の中にもある。
ドーナツ売りの中にもある。
統一するには難しい正しさのポージングを
不可思議としたのでした。

蒼いドレスのオーナーがマンドリンを奏で
メッキの剥がれた像、キラキラしたものを盗みたがる文鳥
上映の合図は真っ赤な眼などなど、、、

上映してる映画の候補はいくつか
"風と共に去りぬ"と"荒野の七人"と"アラビアのロレンス"
映画を観るよりも先に散々聴いて練習していたので
この中から響きで選んだ"アラビアのロレンス"
舞台 千一夜物語との縁もあり(新宿のロレンス)ですしね

オーナーに歌ってほしかったフレーズ
"永遠に誰かのメロディでいなさいな"
は、私がそう有りたいからで。
喜怒哀楽を共感したり励ましたり代弁したり
誰かひとりでも、歌うようにしてそばにいられたら
なんてちょっとロマンティックな聞こえですが、大切な
自分にとって最大のテーマです。

シンプルな構成なのにカオス
3分もしない内に終わってしまう『神ノ街シアター』

明日のシャカラヂヲビッツで
全ギャラクシー初ON AIRなので
是非聴いてください
@ FM 80.7 19:30~19:55