ビブラートってどうすればできますか?なんて聞かれることが結構あります。出来る限りわかりやすく解説していきます。
①ビブラートの種類
②ビブラートが出来ると何が良いのか? 使う際の注意点
③出来るようになるには、どうしたらいいの?
④歌った時に出来ない問題
⑤ビブラートをかける際の注意点
⑥ある音程になると出来ない問題
⑦最後に
①ビブラートの種類
まず、ビブラートには2種類あります。
・「音程」は同じだが、「音量」が変わるビブラート=強弱ビブラート
・「音量」は同じだが、「音程」が変わるビブラート=音程ビブラート
があります。
音程ビブラートでも、語尾の音に対して半音下がって戻るものや、1音下がって戻るもの、逆に上がってから戻るものなど様々です。
今回は一般的に多く使われている「語尾の音に対して下がって戻る」
音程ビブラートについてお伝えしていこうと思います。
*今回は1音に対して半音下とします。
②ビブラートが出来ると何が良いのか? 使う際の注意点
ビブラートが出来ると何が良いのか?ビブラートには揺らぎがあるので、その波(ゆらぎ)が安心感や優しい印象を与えます。そもそも「ゆらぎ」は人にとってはリラックス効果があります。「1/f ゆらぎ」がいい例かと思います。
そのため、バラードや語尾の印象をやわらかくする場合に使用されることが多いと思います。
逆にノンビブラートがあります。
こちらは直線状の音なので、緊張感を与えます。
ロック系や大サビで一番伝えたい部分に使われることが多いのではないでしょうか。
ビブラート、使えば良いというわけではなく、注意点があります。
・多用しすぎると逆効果になる場合がある
ただただ使いすぎるとクドくなってしまったり、何を歌っても聞く側が同じ印象になってしまう場合があります。使いどころも間違えないようにしたいです。
まずはいろんな歌手のビブラートをマネてみましょう。どこで使われているのかもチェックしたいところです。
③出来るようになるには、どうしたらいいの?
長年苦労して手に入れた方法があります。名付けて「あんあんビブラート」(うんうんビブラートでも可)
4つのステップになっています。
【ステップ1】 「うんうん」と相づちをうつ(首を下に振って)
うんうんと相づちをうつだけです。簡単に出来ると思います。
うん↓う↑ん↓・・・となるので、この状態はある意味ビブラートです。
【ステップ2】 口を開けて「あんあん」と相づちをうつ(首を下に振って)
自分のイメージの中でビブラートを「う」でかけている印象が無く、「あ」でかかっているイメージが強かったので「あ」に変えてやっていました。
あん↓あ↑ん↓・・・とやっていきます。
【ステップ3】 首をうごかさず「あんあん」と相づちをうつ
今度は首を動かさないで、あん↓あ↑ん↓・・・とやっていきます。
近づいてきましたね!
【ステップ4】 「あんあん」の「ん」を「あ」に変えて「ああ↓あ↑あ↓・・・」
最後は全部を「あ」に変えてああ↓あ↑あ↓・・・
ね?簡単でしょう?ほら出来た(笑)
言っていることは分かると思います。なんとなくは出来ると思います。
結局のところ「歌った時に出来ません。」というところになってくると思います。
ではどうすればいいのかというと・・・
④歌った時に出来ない問題
こういうビブラートがいいなという曲を選びます。
そして、そのビブラートをマネます。
それを繰り返しやってみます。
自分も、あるアーティストさんの曲を歌わなければいけなかった際に、ビブラートが凄く印象的で、ビブラートが出来ないと成立しないんじゃないかという状況でした。とにかくその曲のビブラートをひたすらマネて練習しました。
例えば、男性曲であれば・シャ乱Q「シングルベッド」
わりと有名な曲で知ってる方も多いと思います。
つんくさんが結構ビブラートを多用される方ですが、この曲はゆっくりな曲なので練習には良いかなと思います。
まずはワンフレーズだけでいいので、その部分だけ練習します。
冒頭の「はやりのうたも うたえなくて~~~」「うたえなくて~~~」「うたえなくて~~~」をひたすらやります。
・・・・・・出来ませんと、それが出来ませんと。なります。分かります。
そうしたら、スピードをゆっくりにしてやっていきます。
今はスロー再生アプリが色々あります。活用します。
同じく「うたえなくて~~~」「うたえなくて~~~」をひたすらやります。
ね?出来るでしょ?「うたえなくて」がうたえるようになります!\(^o^)/
出来たら徐々にスピードUPです。
女性曲であれば・DREAMS COME TRUE「LOVE LOVE LOVE」
有名な曲でゆっくりな曲なので、練習には良いかなと思っています。
冒頭の「ねぇどうして~~~」「ねぇどうして~~~」「ねぇどうして~~~」をひたすらやります。
・・・・・・出来ませんと。ゆっくりやりましょうと。
出来たら徐々にスピードUPです。
出来たら少しづつフレーズを増やします。次のフレーズをやったり、2フレーズを続けてやったりしていきます。
ゆっくりやって、出来たら増やしていくというのが基本となります。
⑤ビブラートをかける際の注意点
ビブラートをかける際にやってはいけないことがあります。それは、、、
力んではいけません。力んだら負けです。
力んだら、ダメ。ゼッタイ。
⑥ある音程になると出来ない問題
高い音・低い音になると出来ないという方もいらっしゃいます。
確認したいのは、その1音が楽に出せているか?
高い音の場合、高いドだとします。まずこのドが楽に出せているか?
この1音を無理して出しているのであれば、ビブラートかかりません。
楽に出せているのであれば、半音下はシの音です。
逆に低い方のドの場合、その1音が楽に出せているか?
上記と同じです。
いずれにしても、ビブラートはこの1音と半音下をなめらかに続けて出しているだけなので、1音1音が楽に出せていれば、出来ないことはしていません。
出来なければ、まずその1音を見直してみる必要がありそうです。
問題無ければ、ゆっくりやれば必ず出来るはずです。
⑦最後に
使えるようになって良いこととしては、聞き手が安心して聞けるという要素になるのではないかと思います
逆にビブラートが全くないものだと、聞き手に不安感や緊張感を与えてしまう可能性もあるので、バラードなどではやはりある程度ビブラートがあった方が良いと考えます。
ただ、必須というわけではありません。実のところ人の声は基本的にビブラートは勝手にかかります。ある程度コントロールするためにはどうするのか?というのが今回の趣旨です。
歌う時の「語尾」のニュアンスの選択肢としてビブラートがあると、歌詞の強さと弱さをさらに表現出来るかと思います。
例えば「紅蓮華」のサビの「かなしみよ」の部分、大サビ以外は「かなしみよぉ~~~~」に対して大サビは「かなしみよぉーーーー~~」という風にノンビブラートで伸ばして最後にビブラートがかかります。
つまり大サビに向けてのある意味で布石としてビブラートがある場合もあります。曲全体として変化をつける意味合いでもビブラートは習得出来たら良いテクニックのひとつだと思います。
これは1例であり、自分なりの解釈を含みます。
自分でもこのビブラートが出来るようになるには、かなり苦労しました。ただ、方法が分かれば劇的に習得スピードは変わります。
みなさんも、ぜひチャレンジしてみてください!
Let's get started!!
ではまた!!