母「子供たちは元気?」

私「うん、みんな元気だよ。」「今日も学校行ってるよ。」

 

晩年の母は、かなり耳が遠くなって、会話が成り立たないので

一方的に、質問してくる。

そして、痴呆症も進行していたので、かなり辛かった。

 

昔のお母さんとは変わってしまったことの悲しさと、

私のことを忘れてしまった母。

「子供なんていらないよ」と言っていた母。

 

更年期となり、毎月の子供が作れるかもしれないという

淡い期待が流れなくなり、少し心が軽くなったところに、

思い出させる母からの電話。

 

お天気がいいと、小さなベランダのパンジーが咲いたと、

小さな喜びを何とか積み重ねていたのに、

波打ち際の波みたいに、引いてゆく。

 

後からわかったことは、

母は自分の子供を預けていると思っていて、

自分の子供を心配して、私に電話してきていた、という事だった。

 

痴呆症になっても、自分の子供を心配するなんて、

やっぱり、母ってすごい。

 

私は何者でもないので、何を心配するのかな。

なんて、また少し、カサブタがめくれた。

※今年もやってきたメジロ

本当にきれいに食べる!