本日発表となった、平成30年の吉川英治賞ですが、
なんと村林孝夫が
特許「白黒写真修復法」で「消えてしまった画像」を蘇らせる
で、
第52回「吉川英治文化賞」を受賞いたしました
村林孝夫の受賞の言葉にもありますが、
（全文は村林孝夫ＨＰからご覧ください
）
デジタルではなく、化学変化による写真の修復に
スポットライトを当てていただけたことを
大変ありがたく思っています。
このままだと消えて画像がなくなってしまう写真を
文化遺産として残すため、
この技術を使って、蘇らせ救っていきたいと思っています。
名誉ある賞を受賞させていただき、
誠にありがとうございました
また、村林孝夫の技術をテレビや雑誌で紹介してくださった
マスコミの皆様、
その技術を見て感動してくださった皆様、
実際写真を修復させていただき喜んでくださった皆様、
本当に応援ありがとうございました
今後の活動の力になる受賞でした。
ありがとうございました
株式会社リボテックで、東北大学大学院文学研究科の齋藤智寛准教授、大野晃嗣准教授、渡辺健哉専門研究員と共同で、
同研究科所蔵・常盤大定旧蔵ガラス乾板の修復を進めておりましたが、この度、
研究テーマ「常盤大定旧蔵ガラス乾板の化学修復と整理保存事業」
が、三島海雲記念財団 第55回学術研究奨励金を受賞いたしました！
現在まで約４００枚のガラス乾板の銀鏡の除去を行い、クリアな画像として蘇らせました。
あと数百枚の乾板を順次修復していきます。
(他社で行なっているクリーニングはエアブローで埃や塵を落とすだけで、銀鏡が処理できないので乾板を助けることにはなりませんし、この乾板からクリアな印画を取り出すこともできません)
また、複数枚が固着してしまったガラス乾板の剥離にも成功し、新しい学術的発見もありました。これも世界で初めてのことです。
通常、ガラス乾板の修復は世界的に行われていないので、小社と東北大学のこの作業が公式では初めての快挙となりました。
この共同作業が三島海雲記念財団様の支援を受けられたことは、喜びを隠しきれません。
真面目に正直に人類の宝であるガラス乾板を化学的に修復して、後世へ遺す仕事は我々にとっても宝です。
これからも、皆様のご支援を賜りながら努力を重ねて行く所存です。よろしくお願い申し上げます。
