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■アイドル業界にひっそりと奇跡の空間があった!という話

僕はこのブログでアニメ声優業界のことを共存共栄が基本でアイドル業界ではそういうのは難しいって言ってますが、本当はアイドル業界もそうあって欲しいと思ってるんですよね。

今思い起こせばこの25年間そういうのはずっとある。
そう思う(思えた)切っ掛けっていうのが実はあって、それがあったお陰でその後どんなに芸能界で辛い思いをしても「芸能界はきれい事でも成立する」なんて思ってこれたんだと思う。

それは何かというと…

その頃のメンバーは今も現役でこの業界にいて今でも一緒の現場で会ったりすることもあって、みんな立場もあるので詳しい事は伏せます(笑)が、25年程前(80年代)、とある芸能プロダクションの分室がありまして、そこでは主にファンクラブ業務が行われていたんですね。
当時僕は雑誌でライターをやってて、その頃お気に入りのアイドルのライブに初めて行った時に意気投合したファンに「面白い場所があるんですよ」と連れられて行ったのがその分室。

その分室のスゴイところは何かというと、当時の様々なアイドル情報が日本で一番集まっているんじゃないか!という事だったり、もっとスゴイのは大手レコード会社各社、芸能事務所各社、雑誌社やライターなどの業界人達からファンの人までいろんな人達が入り浸って様々な情報交換をしてるようなところだったのだ。

そこでは情報交換をするだけではなく、何かイベントがあるとみんなで力を合わせて手伝ったり、そのプロダクションのファンクラブの会報の発送業務をみんなで手伝ったり(もちろんボランティアで)ということを「普通に」していたのだ。
芸能プロダクションの内部に触れて初めての事がそんな事ばっかりだった。

その「みんなで力を合わせてる感」はとても心地よかった。

いまでは考えられないほど自由な空間かつ当時おそらくアイドルの情報が一番集まっていた場所だった。
情報と言っても内部情報から新譜情報からファンから入ってくるイベント(事前&事後)情報やらとにかくいろんな情報が集まっていた。
当然の如く僕はそこに入り浸ることになる。

そして僕のその後の行動も割とそこと共にあった。
時が経ち、当時学生だった人たちもやがてレコード会社や芸能プロダクションに入社していった。

分室のスタッフが独立して会社(芸能プロダクション:アルテミスプロモーション)を設立した時もみんなで全面的にバックアップした。
かつての分室はその頃にはもう引き払われてしまっていたが、その風潮はその独立したスタッフの会社に受け継がれていた。

だから僕もその会社が傾いた時は立て直しの策を講じて経営を支えたりもした。

何にしても芸能界というところにいながら、しかも超有名なプロダクションやレコード会社がひしめく中でそんな奇跡的な環境があったのだ。

あれは本当に奇跡の空間だった。

僕は最初にこの環境の中にいることが出来たお陰で芸能界でも道をはずさずやってこれたんだと思っている。
そこには感謝しかない。


逆に最初に黒い部分ばかり見せられていたらと思うと、ちょっとぞっとする。