玖月弐拾漆日
今日は火の日です


最近少し社会に触れた気がします
ずっと前から嫌われた気がします
自分が時々分からない気がします

優しい言葉で拒絶するなら
冷たい言葉のほうがいいです
優しい言葉で拒絶されると
恨みが一層強くなる…そんな気がする

大人は残酷
何も知らない子供だと思って

でもこんなこと言いたいんじゃない


あなたは窓を見ることがない
なら、
扉も開けたことがないんだよね?
一方的な私からの手紙で
退屈しないの?

私はあなたから返信が来ることを
待っていない

私は一方的でいいの
誰にも知られたくないの

大勢でいる一人がいいの



今日は火の日です
外を見ましたか?
今日は火の日です
空はすっかり次の季節でした


窓を見ることのない
顔も知らないあなたへ





珈琲などいかかですか
苦い…かもしれませんが

大人の味ですよ

貴女様が少しでも大人になりたいのなら
私は望みを叶えたい次第

私は貴女様が全てなのです
私は貴女様なしでは生きていけない


では
神経質な女性の話をしましょう

潔癖…というわけではないのですが
彼女は自分の大好きなものに
他人が触れると酷く嫌がります

原因が他人が触ったから
"配置が微妙に違う"ことにまで
反応してしまったりするようです

自分が計画した通りに動かねば
取り乱してしまうような彼女


しかし、可哀想だと思わないでください


彼女にはそれが当たり前なのです
生まれてからずっとなのですから
苦痛はないのです

むしろ、
神経質になるな…
っと言うほうが
彼女に苦痛を与えるのです


自分の感性で
相手を縛ってはいけませんね




これは酷い…

どうしたのですか
物に当たってまでのことが
あったんですか

この部屋の物が壊れようとも
私は貴女様が無事であればいいのです

どこか怪我をしてませんか
痛むところはありませんか

誰かが"此処"に来たのですか

"此処"は私と貴女様しか知らない
誰かが許可なしに土足で
振り込むことはあってはならないのです

大丈夫ですよ
怒ってなどいません

私は貴女様が全てなのです


今日はお話どころではないですね
日を改めましょう




玖月拾陸日
今日は日の日です


思うことは
いつとて同じ

晴れない気持ちに
比例して
人を疑う気持ちばかりが
強大になります


あなたは窓の外を見ることはない
今日は気味が悪い空をしていました

雨が降りしきるのに
灰色の雲から
太陽が顔を出し
夕暮れを主張していました

空一面が赤く
私は吐き気がしてしまいました


今日は日の日です
外を見ましたか?
今日は日の日です
空は焼けていました


窓を見ることのない
顔も知らないあなたへ




玖月拾陸日


今日は日の日です









痕の残る行為に魅せられて


深みにはまって逝く




収まりきらない頭で何を考えればいい?




腕をさらさないといけない


だから止めた




ただ謝りながらの行為


痛む痛むその行為




いつか消えてくれると思いながら


痕を撫でる




こんな俺を愛してくれないから


空想に溺れる夢を見る




二度と覚めることのない夢を見よう







どうですか、


こんな夢を見ました






今日は日の日です


窓を見ましたか?


今日は日の日です


やけに日差しが強かったですよ






窓を見ることのない


顔も知らないあなたへ