
レネー・アーマンド
1972年のアルバムです。
まず、深みのあるブルーが
印象的なジャケットに、
心ひかれます。
アルバムもイメージを
裏切らないサウンド。
伸びやかながら、
どこか憂いを感じる彼女の歌声。
時には、ささやくように、
時には、力強く、
表情豊かな歌声を
聴かせてくれます。
ゆったりとカッティングされる
アコースティック・ギター、
深みのあるフルートの響き、
オープニングから私好みの
サウンドを聴かせてくれます。
いずれの楽曲も、
明るさこそありませんが、
しっとりとしたサウンド。
ゆったりとした空気を
漂わせながら、
瑞々しい歌声と
アコースティックな演奏が
心地好い作品になっている
と思います。
ローラ・ニーロあたりに近い
雰囲気のサウンドかと思います。
プロデュースは当時の夫でもある
デレク&ザ・ドミノスのドラマー
ジム・ゴードン。
ゲストには、
ダニー・コーチマー、
リーランド・スクラー、
ラリー・カールトンなどが参加、
味わい深い演奏を
聴かせてくれます。
