
ストーン・ポニーズ
1967年のファースト・アルバムです。
リンダ・ロンシュタットをヴォーカルに、
リーダーでリズム・ギターのボブ・キメル、
リード・ギターのケニー・エドワース
からなるトリオ。
リンダ・ロンシュタットの原点
とも言える作品かと思います。
伸びやかで、張りのある彼女の歌声は、
はつらつとしていて、みずみずしい響き。
2人の奏でるアコースティック・ギターは、
なかなか深みのある音色。
派手さこそありませんが、やさしく親しみやすい
メロディを聴かせてくれます。
また、3人の息のあったハーモニーもさわやかで心地好い。
3人の演奏はベース、ドラムスのリズム隊にサポートされ、
ややトラディショナルなカントリーの雰囲気を漂わせながら、
温かみのあるフォーク・ロックを奏でています。
しっとりした雰囲気で、どこか懐かしさも感じられる
サウンドを聴かせてくれます。
アコースティックな響きが心地好い、
味わい深い作品になっていると思います。