
ウィズ・ジョーンズ
1974年のアルバムです。
トラッドやブルースのテイストを感じさせるブリティッシュ・フォーク。
軽快に爪弾かれるアコースティック・ギターの音色は、透明感があり、一音一音の粒が立っているようで、みずみずしい。
また、ナチュラルな彼の歌声は、素朴ながら温かみを感じます。
バックの演奏には、彼のバンド、『レイジー・ファーマー』
フルートやバンジョー、ダルシマーなどの音色を聴かせてくれます。
作品全体には、非常にリラックスした雰囲気が漂っていて、のんびりとした感じです。
素朴で地味な楽曲なので、一聴しただけでは、なかなか作品の良さは伝わらないかもしれませんが、
聴くほどに、味わい深さが出てくる作品だと思います。