
ロジャー・ヴードリス
1978年のファーストアルバムです。
プロデュースは、マイケル・オマーティアン。
基本的には、さわやかでアコースティックなサウンドのAORです。
とはいえ、楽曲はバラエティにとんでいて、かなりロック寄りのリズム感溢れるサウンドだと思います。
ヴォーカル、ギターのロジャー・ヴードリス、そしてベーシスト、ドラマーのスリーピースが基本スタイルとなっています。
3人から生みだされる演奏は、エネルギッシュそのもの。
まさに『生き生き』としたとか『ほとばしる』といった表現がぴったりくる演奏だと思います。
ロジャーのハードで切れのあるギターは冴えわたり、リズム隊との息もぴったり。
凄まじいリズムで迫ってくるようなサウンドで、文句なしのカッコ良さです。
このあたりの音づくりは、プロデューサーのマイケル・オマーティアンの腕によるところが大きいのだろうと思います。
素晴らしい作品に仕上がっています。