プラネタリウムのことハート

週末に、約2年半越しの念願だった

「コスモプラネタリウム渋谷」

に行ってきました。


開始間際に入場するともう既にたくさんの人が

入っていて、しっかりと良席は確保されていました。

プラネタリウムに見やすい席があることを

みんな知ってるんですね!

お客さんを舐めてました(笑)

でも何だかとても嬉しいラブ


久しぶりに見たプラネタリウムの星は相変わらずとても美しかったです。

120席ある、直径約15メートルくらいかな?

に映し出される星たちは繊細だけど、

しっかりと輝きは力強く、本物の星に引けを

取らないものでした。

よく見ると一等星にはキラキラと揺らめく瞬きの機能が

施されています。

そんなところに、そんな機能を付けても

観ているお客さんの一体どれだけの人が気付くの??

と思ってしまいそうですが、

そんな細部にまでこだわり、良いものを追求するところに

日本人の物作りの精神が良く表れてるなと思います。

そんな一見無駄に思える小さなことの積み重ねが

日本のプラネタリウムをいつの間にか世界最高レベルにまで

引き上げることになったんですよね。

時代から忘れ去られたプラネタリウム。

娯楽が多様化する中でその輝きを失うプラネタリウム。

と揶揄された事もありました。

プラネタリウムに誘っても「何で?」

って表情が返事。

そして次々と閉館していくプラネタリウム。

そんな状況を間近で観るのは辛かった。

でも信じてました。

絶対プラネタリウムの良さがわかってもらえる日はまた来るって。

解説員もそれに携わる人たちも、みんなプラネタリウムの

素晴らしさを確信してましたから。

そして今では「プラネタリウム行こう。」

って誘うとみんな喜んでくれます。

本当に嬉しい限りハート

あの小さな瞬きには信じて作り続けた技術者たちの思いや

それに関係する多くの人達の希望が詰まっている。

そんな気がします。

だって瞬きの機能がついた時も感嘆モノだったんですよ。

それまでベターと張り付いたような光だった星が

キルキラと瞬いてる!!

これは事件だっ!

くらい(笑)


皆さんもそんな世界最高水準の日本のプラネタリウムを

ぜひ見に行ってくださいね。

そしてプラネタリウムのもう一つの楽しみは星空の生解説。

解説員それぞれが独自の解説でお客さんを喜ばせようと

日々腕を磨いているんです。

お気に入りの解説員を見つけてプラネタリウムを

楽しむのもまたひとつ。

渋谷のプラネタリウムには以前お世話になっていた

解説員の方が数名います。

久しぶりにご挨拶が出来て感激でしたha-to

コンソールで一緒に写真集撮りたいな、

と思いましたがやはり混んでいたので遠慮しました。

次回は撮れるといいなぁ。


相変わらず皆さん素晴らしい解説で、

穏やかで温かく、包み込むような口調で紡がれる星空は

子供から大人までみんなが分かる内容でした。

簡単な事かと思われますが、真っ暗な中で

時間配分を考えながら機械を動かし解説をするのは

結構難しいものです。

と言っても今はプラネタリウムもオートマ化

が進んでいるので、10年位前とは比べられないくらい

楽になった。

と解説員の方が言ってました。

個人的には解説員の腕一つで星空の演出が

全く変わってしまう、以前のアナログなプラネタリウムが

好きなんですけどね。

ちなみにコスモプラネタリウム渋谷の投影機は

コニカミノルタのGemini starⅢ です。

日本プラネタリウムの最大手。

どこのプラネタリウムでも見かけます。



そしてコスモプラネタリウム渋谷では懐かしいプラネタリウムも




でっかーい!

何メートルあるんだろう?

世界で初めて光学のプラネタリウムを作ったパイオニア。

ドイツ、カールツァイス社のカールツァイスⅣ型です。

迫力ある大きさでさすが、

ドームの真ん中でドーンと佇む姿に私はいつも

「蟻んコみたいだなぁ」と思いながら眺めていました。

こんな蟻んコみたいな形をした鉄の大きな塊から

沢山の星を毎日5回も投影し約40年間も頑張ってたんですよね。

さすがドイツ。

良い仕事をしますよね。

今でもこのカールツァイスⅣ型のファンも沢山いるようです。

今思えば、プラネタリウム不遇の時代が
あったからこそ

どうすればもう一度みんなに受け入れて貰えるようになるのか

その問題に真剣に向き合い答えを模索し

それを形に出来たんですよね。

そして結果的にそれが他に無いものを生み出し

新たな時代を切り開くことになったのです。

日本のプラネタリウムは世界シェアNo.1です。

陽の当たらない時こそ大事なんだと

プラネタリウム業界からも教えて貰いました。




「この世界には沢山の学問がありますが、

星は唯一手に取ることが出来ない学問です。

プラネタリウムはそんな学びたい方たちに

少しでも星を近づけて差し上げる場所で、

私たち解説員はその橋渡しをする役目なんです。」



とあるお客さんに

「プラネタリウムの存在意義は?」

と尋ねられた解説員が即座に答えた言葉です。

今でも忘れられません。

この方はコスモプラネタリウムで人気の

解説員として今でも活躍してます。



あ、閃いた!

いつかプラネタリウムで歌いたいなぁラブ

そんな時が来たら幸せすぎるきら

















Android携帯からの投稿