介護施設に転職するときは、研修が充実しているかど うかも見ておくとよい。
研修制度が整っている職場であれば、介護の仕事をスタートしたときに経験が浅くても安心してスキルアップできるからだ。
そういう職場を選ぶことで、今よりもっとスキルを上げたいという意思を示すことも可能だ。
それに、無資格者や未経験者が介護の仕事に挑戦する場合は、専門スキルがないと任される仕事が限られるので、介護のノウハウを学べる研修制度と併せて、資格取得支援制度があるとステップアップにかなり役立つだろう。
資格取得支援制度は、資格を持たない人にとってうれしいサポートなので要チェックといえる。
介護職に転職をするときには、
まずは基本的な実習を受けるとよい。
介護職員初任者研修というものがあって、
これを受ければ現場でプロとして活動していくための基礎を養うことができる。
これは昔はホームヘルパーという名前だったが法律の改正によって変更されて誕生した研修だ。
この研修を修了させるだけで、
ホームヘルパー相当の能力があると認められる。
対外的にも取得をする意義は大きい。
就職や転職のさいに最低限のアピールポイントとなる。
自分が介護にかんしては素人ではないと証明するための資格になるので、
これだけは取っておく必要があるといえるだろう。
ただ取得するためにはそれなりの時間が必要になる。
なにしろ全部で100時間以上の講習を受けなくてはいけないのである。
1日1時間のペースでこなすなら3ヶ月以上はかかる計算になる。
お金もかかるため、
現在仕事をしている人はその仕事を続けたままで修了を目指すのがいいだろう。
転職をするのはこの研修を無事に修了させてからでもまったく遅くはない。
介護職になるための心の準備もその時間でできる。
需要のとぎれない業界であるため急ぐ必要はまったくなく、
この資格だけでも働いていくことができる。
さらにその上の資格がほしいなら、
実務経験を伸ばしていくことでスムーズにステップアップが可能になるだろう。
資格は自分の熱意や技術・知識を伝えたいときに、
わかりやすく示せるものとなる。
介護業界は慢性的な人手不足であるため、
面接で熱意を伝えることで採用されやすいという事情がある。
年齢制限もなく定年制も撤廃されていることから、
熱意を持って業務に当たることができる人が増えることで効率をあげることができるし、
介護業界全体のレベルアップにつながると前向きに考えられるからである。
しかし見た目と現実の相違があるように家事や生活支援の延長と考えて始めやすい仕事ではあるものの、
人間関係の難しさやどのくらいのレベルを要求され、
どのくらいのサービスが基準なのかが不明瞭なことから迷いが生じやすいし、
ストレスもたまりやすくなる。
自分のペースでできる仕事ではあるが要介護者のリクエストが優先されるため、
真面目に取り組んでいても抗議が起こることがある。
志望動機を明確に持ち、
ストレスに負けずに長く続けてスキルを積み、
介護業界に貢献したいという気持ちを持ち続けるためのモチベーションを持つ必要が求められる。
正社員になりやすいから、
年齢にかかわらず採用されやすいから、
自分のペースで働きやすいからといった要因にばかり左右されることなく、
きちんと人間に向き合い、
必要なサービスを効率よく高い品質で提供できるようになるために努力を惜しまないことを自分に誓うことが重要である。
年齢も近くない、
体が不自由なことでかたくななところがある高齢者に対してどれだけ柔軟な態度をとることができるか、
どれほどこの業界を把握しているか、
という意思表示も志望動機に明記することは重要である。
