>カバーアルバム
>タイトル:Christmas Songs
>アーティスト:手嶌葵
>リリース日:2010年 11月 24日
>記事作成日:2021年 12月 24日
久しぶりに聴きました!
なんかこう、僻みとかそねみとかそういうネガティブな感情を一切抱かずに、家族と穏やかにクリスマスを過ごすようになってから、クリスマスソングが俄然心地よく聴こえるようになったんです(笑)
そもそもが癒し効果バツグンの手嶌さん、その手嶌さんが歌うクリスマスソング…幸せ以外に何の不純物も混入していない、最高の作品。
『Winter Wonderland』
はぁ、癒される。ギラつきゼロの、非常に優しい雰囲気。とにかくひたすら優しくて、温かい。そして、この曲はそこはかとなく奔放さも感じられて、それがまたいい感じ。
『Santa Claus Is Comin' To Town』
クリスマスソングって、何でこんなに幸せな気持ちになるんだろう。この超有名曲は、手嶌さんの手によって、“派手さ3割減” “落ち着き3割増し”の絶妙な仕上がりに。
『White Christmas』
元々のメロディに既に気品と美しさとが備わっている曲、それが手嶌さんの歌声によって更に上質でエレガントな雰囲気に仕上がっている。家族が揃う夜更けに、こんな曲を聴きながら過ごせたら幸せ。
『I Saw Mommy Kissing Santa Claus』
理由は自分でもよく分からないんだけど、この曲の日本語詞が今ひとつ好きになれなくて(笑) なので、英詞で歌ってくれてるこのバージョンは、凄くありがたい。メロディの持つキャッチーさや耳馴染みの良さを、堪能出来る。
『Rudolph The Red-Nosed Reindeer』
最初に聴いた時に一番驚いたのは、「赤鼻のトナカイにはルドルフって名前があったんだ!」というところ(笑)
もちろん手嶌さんの歌唱もしなやかかつ軽快で素敵なんだけれども、間奏の尺がたっぷり取られてるのが良かった。歌えなくても、英語がわからなくても、充分にクリスマスを楽しめる。
『The Beautiful Day』
この曲は、オリジナルを多分聴いた事がないんですよね。しなやかで柔らかな雰囲気の中に、そこはかとなく切なさが漂っていて。だから、アルバムの空気感がここでちょっと変わる感じ。アクセントとして良いですね。
『Amazing Grace』
初めて、手嶌さんが歌うこのバージョンの『Amazing Grace』を聴いた時、不覚にも泣いてしまった事をよく覚えています。あれはもう10年も前だったと思う…色々辛かったんだろうな(笑) どこまでも透き通る歌声と、ひたすらに温かいハープの音に、何かを赦された気持ちになったんだ…思えばあの辺りから、完璧を求めるのを諦めた気がする。大袈裟に言えば、不完全な中にある愛おしさを教えてくれたのがこの曲。いや、歌詞とは全然関係ないんだけれども。
ぼくは、この方が歌うこの曲が好き。
『The Christmas Song』
ギターの音が、他の曲以上に臨場感があって良いですね。目の前で演奏してくれているような、弦のビビりや演奏者の息遣いまで聴こえて来そうな。これは贅沢な音。
『Silent Night』
いわゆる『きよしこの夜』。英詞なら、英語タイトルなら、「きよしこって何?もしくは誰??」なんて思う事が無くていいな(笑)
ただただ真摯に、そして美しく。いや、何で上記で日本語タイトルの話題を挙げたかって、とにかく“きよし”という言葉の意味をそのまま歌声で体現したような曲だなぁと思ったから。清く、清廉で、そして尊い。
そんな、計9曲。
とにかく美しい。美しくて、奥ゆかしい。チャラついたクリスマスを過ごしたいヤツは、間違ってもこのアルバムをパーティーのBGMにしようだなんて思うなよ!(笑)
…言葉にすればする程この作品の良さから離れていく気がするので、この辺で。
お気に入りは、
#01 『Winter Wonderland』
#03 『White Christmas』
#06 『The Beautiful Day』
#07 『Amazing Grace』
#09 『Silent Night』
この作品が好きなら、
・『The Wonder of Christmas』/Elora Festival Tingers, Noel Edison & Michael Bloss
・『Season's Greetings』/山下達郎
・『So Special Christmas』/MISIA
などもいかがでしょうか。
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