>シングル
>タイトル:はしりがき
>アーティスト:マカロニえんぴつ
>リリース日:2021年 4月 21日
>記事作成日:2021年 5月 21日





聴きました!

ヒゲダンに続く、「まだもうちょっと“ぼくだけが知ってるアーティスト”で居てほしかったアーティスト」ランキング1位(ぼく調べ)。
まぁ、素晴らしいクリエイターの素晴らしい作品は多くの人で共有出来たほうがいいんでしょうけど。



『はしりがき』
マカえん感たっぷりの、圧倒的にキャッチーで“ひとつまみの感傷”がグッと効いているポップチューン。カレーみたいにキャッチーなのに、高級料亭の創作和食みたいに手間がかかってる感じの仕上がり。これだけ手間とアイデアを惜しみなく注ぎ込めば、それは胸に刺さりますよ。
アレンジももちろんですが、やはりこの、一度聴いたら忘れられなくなるボーカルのメロディライン。こちらはもう、“テクニック”ではなく完璧に“センス”なのでしょう(タイアップ曲のようなので、クライエントの期待に応えるテクニックはもちろん駆使しているのでしょうけど)。曲にセンスがあって、アレンジにアイデアとテクニックがある…素敵な曲にならないはずがない。

『listen to the radio』
この場合の“radio”は、もう完全に深夜のAMですね。猥雑な中に人の温もりを感じる、あの独特な空気感。喜怒哀楽の全部を受け止めてくれるあの感じが、曲全体から滲み出てきていて、なんか泣ける。

『裸の旅人』
ちょっとビターで、なんか妖しげなミドルチューン。「ポップでキャッチー」一辺倒じゃないのも魅力。
一言で言うと、“シングルB面らしい曲”って感じ。

『メレンゲ』
なんか、今まであんまり聴いた事がない曲調だと感じました。歌詞とボーカルには力強さとアツさはありつつ、アレンジの印象としてはグッと抑えたような印象を受ける。しかも、そのアレンジは、曲全体の統一感は残しつつ結構小刻みにテイストを変える。



上記に表題曲のボーカルレスverを加えた、計5曲。

もちろんぼくはマカえんの方々と知り合いでも何でもなく、ただのいちリスナーなんですが…「どうだい?ウチの奴ら、結構やるでしょう?」と言いたくなるような存在(笑) 今回も、そうやって人にオススメするのに申し分がない仕上がりだったと感じます。





お気に入りは、
#01 『はしりがき』
#02 『listen to the music』





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