>自作プレイリスト
>テーマ:NakamuraEmi、2019年の5曲
>作成日:2019年 12月 30日





選んでみました!

今年から始める事にした、ある意味で日記的なプレイリスト。自分の1年を振り返ってみた時に、この1年が象徴されるような5曲を選んで並べてみる。そうする事で、今年の総括が出来るんじゃないかなーって。そして、もしそれを何年か続けられれば、なんとなくながら、自分の変化に気付けるんじゃないかなぁと。

せっかくだから、これまでもずっと好きで、きっとこの先もずーーっと好きであるだろうアーティストごとに、5曲ずつ。今回はNakamuraEmiさん。
単純に“好きな曲”というのともビミョウに違う、5曲。



『新聞』

平成という時代から令和に変わった年。そういう文脈の中で「時代の変わり目」なんて言われる事が多いけど…そういえば時代なんて、いつだって目まぐるしく変わり続けてたんだ。それこそケータイがない時代、パソコンがない時代。
ぼくは、直接面と向かって他者と取るコミュニケーションというものがどうしても苦手で。だから、電話やメールやSNSなど、便利なツールが溢れている現代のこの環境を享受している一人。でも最近、ふと、血の通った、熱のこもった、息遣いの感じられるコミュニケーションというのが大事なんじゃないかと思ったりするんです。ぼくを含めた多くの人が、間接的で匿名性の高いコミュニケーション手段によって人として大切な何かを失いつつあるんじゃないか?って。なんか、急にそんな事を思って。そんな事を思うと、この曲が聴きたくなって。



『おむかい』

この曲も、選んだ理由は『新聞』と同じなのかもしれない。人の体温、表情、息遣い、仕草、などなど…面と向かって交わすやりとりの情報量って、実はものすごく膨大で。4Gにも5Gにも、4テラにも8テラにも太刀打ち出来ない情報量がそこにはあって、それを交わす事って、実は大事な事なんじゃないだろうかと。
これって、ぼくが歳をとったって事なのかなぁ(笑) まぁ、それならそれで。



『星なんて言わず』

我が家のアイドル、ハムスターのなまちゃんが、この夏、星になったんです。大切な存在が、ある日突然居なくなる。居て当たり前だったひとが、居なくなる。星だけじゃ、その穴は到底埋まらないよね。
花にもなってさ
土にもなってさ
風にもなってさ
、、、ほんと、そう。
今年は父が大きな手術もして、命について考える事が多い年だったなぁ。



『かかってこいよ』

自身を鼓舞する時は、兎にも角にもこの曲だったなぁ。この歳になってようやく、戦うべき相手が誰なのかが分かってきた。いや、本当はずっと前から分かってたのに、それを認められるようになってきたのが最近って事だな。
職場はどんどん理想からかけ離れていく。でも、その犯人探しをするだけじゃ意味がないんだろうなぁきっと。いや、犯人探しはするし、すでに見つかってるんだけれども(笑) 大切なのは、犯人を見つけて満足する事じゃない。そこから自分がどうするか。



『大人の言うことを聞け』

最後はまぁ、今年というよりもここ数年来のテーマソング的な曲。
当然だけど、職場では歳を重ねるごとに先輩が減って後輩は増える。正直、「もうちょっと頑張れるでしょうよ!」「ちょっと考えれば分かるでしょうに!」という事ばかりが増える毎日。でも、それを感情的にぶつける事には(ぼくの溜飲が下がる以外には)何の意味もない。そもそも、言える程に自分が品行方正にやれてる訳でもない。
ぼくもまだまだ、大人の言うことを聞く耳が必要。ついつい忘れてしまいがちなそれを、この曲が思い出させてくれる。



そんな、計5曲。

この人の音楽は、ほっとくとすぐに伸び始めてしまうぼくの鼻っ柱を小気味よく折ってくれるんです。そしてすかさず、本当に大切なものはなんなんだい?と問いかけてくる。
今年もコンスタントに鼻は折られ、折られてようやく「あ、伸びてたんだ」と気付くという(笑) せめてそろそろ、伸び始めてる事くらいには自分で気付けるようになりたいなぁ…。

まだまだ、精進が必要だ。










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