夜とアルバム>EP盤>タイトル:夜とアルバム>アーティスト:YONA YONA WEEKENDERS>リリース日:2019年 11月 20日>記事作成日:2019年 12月 8日




聴きました!
サブスクのアプリ内で、たまたま目に付いた作品。『夜とアルバム』というタイトル…もう、このタイトルだけでドラマを感じる。バンド自体を存じ上げませんでしたが、その作品タイトルにググッと惹かれて、再生ボタンを押しました。


『アルプスへGO!』サウンド(アレンジ)から受けるイメージ的には、アルプスというよりは銀座という感じ。ラグジュアリーで、しっとりとした落ち着きを感じる。同様に「!」も…そんな分かりやすくて子どもっぽいエクスクラメーションなんか不要な感じがしました。いや、ここだけ書くと曲タイトルを批判してるだけみたいですが(笑)、凄く奥深くてアダルティでムーディないい曲なんですよ。
『Never Sleep』これもまた都会的でラグジュアリーな…深い秋の夜長に、洋酒でも片手にじっくりと聴きたい。この曲を聴いてると、自分がちゃんとした大人になったような感覚に陥る(笑)このトロリと芳しいサウンドは、ぜひレコードで聴いてみたいなぁ。
『夜のgroovin'』しっとりと穏やかな幸福感に包まれる曲。一切飲めないけど、ウィスキーとかブランデーとかそういったお酒を片手に聴きたくなる曲。“煌びやか”というか、いっそ“艶かしさ”すら感じます。カッコいいなぁ。
『誰もいないsea』軽快に、爽やかに、程よくユーモラスに。これはもう、よく晴れた休日の朝に聴くっきゃないでしょう。爽やかな朝が、この曲によってさらに爽やかさ2割増になる事間違いなし。圧倒的な開放感、そしてほんのちょっとの感傷。もう、キュンキュンしまうわ。
『BUREIKO』生音のグルーヴ感。さらりと聴けるんだけれども、実は結構彫りの深いサウンド。重厚感があるのにさらりと聴けるというのは、バンドのアンサンブルとしてはある種の理想形なんじゃないかなぁと思います。
『明るい未来』なんてピュアなタイトルなんだ。中学生の弁論大会のスピーチテーマみたいに無垢なタイトル。でもサウンドは、ジャジーなテイストの強いアダルティな仕上がり。「38度の微熱で〜」という歌詞がありますが…高熱が出た時にむしろふらぁ〜っとして気持ち良くなるあの感触、それに近い曲かも。メロディにしろプレイにしろ、アツい部分を垣間見せつつも全体的にはすーっと気持ちいい感覚が支配していて。


そんな、計6曲。
ボーカルの方の歌声はね、正直ちょっとコワモテ感を感じたりもして。グラサンして、金のゴツいネックレスをぶら下げてそうな(ただただ、ぼくの妄想です。実際のビジュアルは存じ上げませんので悪しからず)。でも、音楽は、高級感と重厚感の中に爽やかさと優しさが香る、優しい感触なんですよねぇ。濃ゆい色のグラサンを外したら、つぶらな瞳が顔を出す感じ(笑)
例に挙げるなら、クレイジーケンバンドみたいなダンディズムを感じるのです(似てるとかカブってるとかの話じゃなくて)。横山剣さんの、コワモテなのに喋るとひたすらシャイなあの感じのあの可愛らしいギャップを、この人たちの音楽にも感じました。




お気に入りは、#02 『Never Sleep』#04 『誰もいないsea』#06 『明るい未来』




この作品が好きなら、・『MINT CONDITION』/クレイジーケンバンド・『Outside』/Butaji・『location』/She Her Her Hersなどもいかがでしょうか。




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