Exit e.p.>EP盤>タイトル:Exit e.p.>アーティスト:nicoten>リリース日:2013年 10月 23日>記事作成日:2018年 11月 17日




聴きました!
バンド・フレンズのルーツを知ろう!と思い立って。おかもとえみさんのソロ作は聴いた事があるし、ベース・涼平さんのthe telephonesやドラムス・塁さんのThe Mirrazなどは元々知ってた。けど、フロントマン・ひろせさんのフレンズ以外の活動を全然知らないので、ベーシストとして所属しているこのnicotenというバンドの作品を聴いてみた次第です。


表題曲『Exit』からスタート。洗練されたバンドサウンドと、耳馴染みのよいアレンジと。第一印象は「聴きやすいなぁ」でした。四つ打ちのシュッとしたビートには、人懐っこさがあり。別にテイストが似てるっていう感じでもないんだけど、フレンズの音楽にも似た質感があるように思いました。
跳ねるリズムの可愛らしいポップチューン、『クーベルチュールのとける頃』。最初に聴いた時、クーベルチュールってのがナニモノなのかも知らず歌詞もそんなにちゃんと追わずに何となく聴いた時点で「甘いチョコみたいな曲だなぁ」と思ったんだけど、正にそういう曲でした。アレンジとプレイによる表現力がすげー。
ロックチューン、『Like a Monster』。ボーカルにしろ演奏陣にしろ…どうしても根っこにある「育ちの良さ」みたいなものが出てしまうようで(笑)、下世話さや猥雑さのようなスパイスが控えめのシュッとしたロックチューンにはなってしまうみたいですね。ギラついた感じのない、スタイリッシュなロック。悪くはないけど、長く続けるのであればもう一皮むける必要があるかもしれないですね。
鍵盤であったりブラス勢が加わった華やかなポップチューン、『グッジョブ!』。上手くいく事ばかりではない世の中で、それでもそれなりに頑張っている人に沁みてくるのではないかという応援ソング。「無理をしない」が出来るようになりそうな曲。
アコースティックなミドルバラード『wonderful world』。フォーキーなサウンドは、聴き手をそっと包んでくれる。感傷的ではあるんだけど、それ以上に優しさを感じられる曲です。中盤以降で重なるエレキギターもヴィンテージ感があって、曲に深みを与えていて。アレンジにしろ、音選びにしろ、そして何よりも歌詞とメロディなんかも含めて、全ての要素が見事に同じ「温度」で成り立っている、完璧なバランスの曲。やばい、好きになっちゃう。


そんな、計5曲。
バラエティ豊かな5曲。前述の「育ちの良さ」的なものが純粋なロックンロールというのとまた異なる雰囲気を醸し出しているけど、その「耳馴染み」の良さも含めて好きになりました。フレンズとは違うけど、フレンズに通じるものがある感じ。
これは、フルアルバムとかもチェックしてみねば。




お気に入りは、#01 『Exit』#04 『グッジョブ!』#05 『wonderful world』




この作品が好きなら、・『ショー・チューン』/フレンズ・『光源』/Base Ball Bear・『ラブとピースは君の中』などもいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^.^)









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