ストライク!>オリジナルミニアルバム>タイトル:ストライク!>アーティスト:おかもとえみ>リリース日:2015年 11月 18日>記事作成日:2018年 3月 28日




聴きました!
去年からぼくがハマってるバンド、フレンズ。そこでボーカルを担当しているのがこのおかもとえみさんという事で、「それならソロ作もチェックしなくては!」と思い。


『HIT NUMBER』からスタート。クールで、どこか儚げな雰囲気もある独特なトラック。デジタル主体の、キャッチーなんだけれどもなんとも言えない切なさもあって。サビのメロディがリフレインして、更にはイントロなどでも同じメロディが使われていて、一度聴いたら忘れられなくなる曲。
エレクトロなミドルチューン『Fantasy』。フレーズごとというか、もはや小節ごと、もしくは言葉ごとと言えるくらいに小刻みに、メジャーとマイナーを行き来する感じ。幸福感と切なさと楽しさと悲しさが、瞬間ごとに交錯するサウンド。聴いていて、不思議な感覚に包まれる。
タイトルチューン、『ストライク!』。これもまた、バリバリのエレクトロチューンですね。BPM的な意味合いでアゲアゲって訳ではないんだけど、打ち込みとシンセの音が絡み合う感じは近未来的でありクラブ的でもある。でも、ボーカルは意外と(?)歌モノ。J-POP的な、彫りが深く耳馴染みがマイルドなメロディライン。
クラブサウンドの感じが続きます、今度は『BLUE NIGHT』。本作中でももっともエレクトロが強いかもしれない。終始、奔放に跳ね回るビートとパーカス。そんなに派手なトラックではないんだけど、グルーヴィでダンサブルで、なんというか「うねり」がある。艶かしい、うねり。
今度は、エレクトロにプログレが交錯した感じのサウンドの『moonwalk』。独特の浮遊感のあるサウンドは、正にムーンウォークのような。一方で、存在感のあるウーファーには重厚感もあって、決して浮ついた感じの世界観にはなっていない。
メロウなミドルチューン、『東京サーチライト』。透明感のあるサウンドには、でも「眩しさ」というよりは月明かりのようにヒンヤリとしていてエッジが効いているイメージで。ある意味では、ヒリヒリする感じ。他方、おかもとさんのボーカルは本作中でも突出してエモーショナル。
で、突出した問題作(?)は『大黒ふ頭で逢いましょう』。なんで急に歌謡曲テイスト⁉︎しかも、なんなら和太鼓の「ドンドンドンタカタッカ」なんてリズムが似合いそうなくらいで。いや、決して、そんなに「ネタ曲」って感じでもないんです。単体で聴くと、味があっていい曲。でも、ここまで散々クールなエレクトロサウンドで攻めてきておいて!(笑)…でも、何だかんだで毎回リピートして聴いちゃう程好き(笑)
最後は、リード曲のリミックスで『HIT NUMBER -EVISBEATSとPUNCH REMIX-』。エレピの音がしっとりと響く、アダルティな仕上がり。おかもとさんの低血圧気味な歌声には、これくらいしっとりとしたトラックもよく合いますな。 


そんな、計8曲。
フレンズの、幸福感とユーモアに満ち満ちたサウンドとはまた違って、クールで先鋭的な曲が多かったなぁ。でも、『大黒ふ頭で〜』の感じには、フレンズに通じる遊び心を見ました。
これはこれで、好きです。




お気に入りは、#01 『HIT NUMBER』#06 『東京サーチライト』#07 『大黒ふ頭で逢いましょう』




この作品が好きなら、・『プチタウン』/フレンズ・『FIRST ALBUM』/ダイアナチアキ・『Sugarless GiRL』/capsule




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^.^)









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