CHOCOLATE>オリジナルミニアルバム>タイトル:CHOCOLATE>アーティスト:ちゃんみな>リリース日:2017年 11月 15日>記事作成日:2018年 2月 27日




聴きました!
いつだったかな…ちょっと前から気になり続けてたんですよね。きっかけはもう覚えてないけど…。で、今回ようやく作品を聴けました。気になっていた割に、あんまりちゃんと聴いた事がないままでここまで来てたので。


『GREEN LIGHT』からスタート。リリックが読み込めてないんだけど…グリーンライトってなんの事⁉︎そればっかり気になってるうちに終わっちゃう曲(笑) ぼくが知らないだけでポピュラーな比喩表現だったりするのか、それともヒップホップ界隈特有のフレーズなのか、はたまたリリックを読み込めば自然と分かる事なのか。ぼくがアホなだけなんだろうけど、よく分からんかった。トラックは凄くカッコいい!…カッコいいんだけど、ちょっと洋楽にかぶれ過ぎかも。。。もうちょいオリジナリティが欲しいかなぁ。耳馴染みは恐ろしく良いんだけども。
続いて『MY NAME』。何とも迫力のあるMC。イカツさと華やかさ。グラサンに真っ金金のアクセをジャラリと付けた、「いわゆるラッパー」の感じが凄くする。そして、そういう視点からしてもやっぱり「オリジナリティがもうちょっとほしいなぁ」と思ってしまいました。
ピアノの旋律が美しい『WHO ARE YOU』。メロウなミドルチューン。センチメンタルな空気とどこか刹那的な危うさのある空気とが混ざり合って、胸を締め付けてきます。リリック的には、「青いな」というのが第一印象ですけどね(笑)
表題曲『CHOCOLATE』。クールな中に可愛らしさもあって。その「可愛らしさ」というのは、この曲で初めてお目見えした引き出しですね。ここまでは、とにかく「クール」が前面に来る一方だったので。
「ベースラインとのラップバトル」といった趣の『LIGHT IT UP』。低音がフィーチャーされたトラックがオシャレ。でも、MCは結構キュートで跳ねてる感じがあって、そこの対比が特徴的でした。
再びクールでカッコよく、『TO HATERS』。サウンド的には完全に洋楽指向なんだけど、そこに日本語のリリックが乗ってるのが面白い。上手にビートを乗りこなしているなぁと思います。一方で、ライムはあんまり使わないんだなぁとも。
思春期の鬱屈したエネルギーがパンパンの『LAST NIGHT』。まず最初に思ったのが「“何か指摘する人”って、“必要ない”どころか凄くありがたいんだぞ!」という(笑) 歳食ったなぁ、ぼく。これもまた、サウンド的には完全に洋楽指向ですね。
ラストは『FRIEND ZONE』。いやぁ、若いですなぁ(笑) 異性の友達に対してこんな事を気にするのも、それをリリックに乗せて大勢に聴かせたいと考えるのも、若者の特権ですな。羨ましい。


そんな、計8曲。
とにかく若い!(笑)
サウンドアプローチ面で感じたのは、「もうちょっとオリジナリティが欲しいかなぁ」というところ。どの曲もすごくかっこいいし、キャッチーだし、収まりが良いのだけれども…多くの曲に既視感を覚えたのも事実。それは別にパクってるとかそういう話ではなくて…あらゆるものにアンテナを張ってインスパイアを受けながらオリジナルを創作していく事にぼくは何の批判もないんだけれども…もうちょっと「自分のフィルター」を厚めにかけたほうがいいんじゃないかなぁ、という話。そうしていかないと、「他でも“替え”の効く程度のアーティスト」になっちゃうような。。。
凄く良かった点は、とにかく言葉が聴き取りやすい!これ、日本語詞というフィールドでやってる以上は凄く大事な事だと思うんですよね。言葉を伝えたいからこそ、日本語の乗っかった曲を作ってるワケでしょうから。「音」や「リズム」を最優先で聴かせたいなら、インストだっていいしデタラメ英語でも当てがっといたほうがよっぽどよろしかろうから。歌詞カードがなくてもなにを歌っているのかがよく分かる…それは、ひとつの才能。




お気に入りは、#03 『WHO ARE YOU』




この作品が好きなら、・『GREEN QUEEN』/あっこゴリラ・『THANK YOU BLUE』/DAOKO・『DANGEROUS BREED』/MARIAなどもいかがでしょうか。




iPod classicには入れておきたいレベルf^_^;)









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