>オリジナルミニアルバム

>タイトル:傘から見た景色
>アーティスト:赤色のグリッター
>リリース日:2014年 6月 18日
>記事作成日:2016年 7月 27日





聴きました!

ロッキン2016シリーズ。今回は赤色のグリッターさんのミニアルバムを。



『願い事』
ボーカルの方の個性的な…子音を伸ばした時にピッチの揺らぐ感じ(ビブラートとも違う)が炸裂。そして、それが最大限に効果的に響くような哀愁漂うミドルバラード。のっけから、ビックリする程感傷的。この始まり方は斬新かも。

『ハナミズキ』
前曲からのギャップのためか、かなり爽快でポップに響くこの曲。歌詞の世界観的にはこの曲も結構切ない系なんですけどねぇ。軽快なテンポの中にもアレンジ面での緩急があって、ドラマチックだしメロウだし、ちゃんとロックでもある。聴き心地がとても良い曲。
ちなみに、一青窈さんのアノ曲のカバーではありません(笑)。

『ルカ』
これもまた、そこはかとなく感傷が香る曲。そのタイトル通り、ルカさんについて歌っているストーリー仕立ての曲。特にサビの辺り、非常にインパクトのある動きの大きいボーカルラインなんだけど…ちょっとピッチが不安定かなぁとぼくは感じました。これを“エモーショナル”と言う寛容さは、ぼくには無かった(苦笑)。

『あのね、きいて?』
本作中でも頭1つ抜きん出てポップでキャッチーな曲。コーラスの入れ方もそうだし、ドラムの刻み方もギターの音選びも、全部がキャッチー。特に注目したいのは、やはりドラムですねぇ。おおよそロックバンドのドラマーのプレイとはかけ離れています。それはもちろん褒め言葉。ロックバンドのドラマーというアイデンティティよりも楽曲に合った演奏のほうを優先出来る感じがして、とても好感。

『昨日ノコト』
再びとても感傷的に、というかもはやおセンチに。この方々の、この、感傷的というよりももはや“斜に構えた”というか“卑屈”とすら言えるような内向性って何なんですかね⁉︎…全然嫌いじゃないぞ!(笑)。



そんな、計5曲。

とにかく内向的(笑)。内向的な自分と同じ匂いがするのでとても深く共感出来る反面、凄く居たたまれなくなるのです。自分のダメなトコを見せつけられているようで…。
ライブで聴いてみたい気もするけど、感情を“持ってかれそう”な気もして怖いぞ!





お気に入りは、
#02 『ハナミズキ』
#04 『あのね、きいて?』





この作品が好きなら、
・『GPS』/空想委員会
・『待ちくたびれて朝がくる』/クリープハイプ
・『渚にて』/indigo la End
などもいかがでしょうか。





サブスクにあれば聴くかな…レベル(^_^;)











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