>オリジナルミニアルバム

>タイトル:ゆずの素
>アーティスト:ゆず
>リリース日:1997年 10月 25日
>記事作成日:2016年 6月 6日





久しぶりに聴きました!

ゆずの、記念すべきデビュー作。といっても、本作のみインディー流通なので、メジャー作品としては次作『ゆずマン』が厳密には(メジャー)デビュー作という事になるのでしょうが。

1st.シングル『夏色』で、そのとんでもなくキャッチーでインパクトのある作風に度肝を抜かれて、過去作に遡って本作を聴いて再び度肝を抜かれた記憶があります。「『夏色』一発だけじゃなかった…!」と(笑)。

本作は、路上ライブ音源を一発録りした音源も多数収録されているため、ある意味“ライブアルバム”と言えるかもしれませんね。



『てっぺん』
のっけから勢いMAXのこの曲からスタート。現在では“悠仁曲を岩ちゃんが歌いこなす”というパターンが多い中、この曲は岩ちゃん曲を悠仁のハイテンションで完成させるという構成。岩ちゃんも当然メインパートがありますが、この曲に関しては悠仁のテンションあってこそな気が。
Cメロでちょっとマイナーなメロディラインも混ぜてくるあたり…この頃から、岩ちゃんのコンポーザーとしての能力の高さが伺えます。

『連呼』
お二人の共作だったんですね。いっとき、この曲ばかりリピートして聴いてた事があったなぁ…それくらい、ハマった曲。BPM的にはそこそこ軽快なのに、切なさと哀愁がほんのり香るメロディが乗っている…そのさじ加減がバツグンで、それは黄金比として寺岡P時代のゆずの作品には度々登場していた気がします。

『する〜』
短い曲。ノリは良いけど、歌詞の意味はさっぱり分からない(笑)。いや…一番ストレートに考えれば、思いつくのはど直球な下ネタなんだけど(笑)そういう事で良いのか、別の深い意味があるのか。

『地下街』
キラーチューン。『連呼』同様、軽快なBPMと哀愁漂うメロディの黄金比が炸裂している名曲です。歌詞的にも別に別れの歌じゃないし、どマイナーなコード進行というワケでもない…なのに何だか、作品をトータルで聴くと何とも言えない哀愁と切なさに満ち溢れてるんですよねぇ。

『ろくでなし』
ちょっとオシャレな感じを狙ってきた?(笑)。いや、単にアクの強い岩ちゃんの個性が強めに出ただけか。さらりとした雰囲気の中、端々では特徴的なメロディラインがキラリと光る曲。さりげないお洒落、みたいな。

『岡村ムラムラブギウギ』
…かと思えば全力でバカになってる曲。タイトルからして、何だそりゃ(笑)。
でも、かつていっとき横浜に住んでいた時には、あの辺のこの感じが何となく分かったんですよねぇ。今も岡ジャー着てる強者は、居るんだろうか。

『空模様』
ラストは唯一の悠仁曲。そうやって聴くからかもしれないけど、やっぱり悠仁は当時からちょっとだけ気取った感じの作風なんですね…別にそれが悪いという事ではなくて。それが悠仁の個性だと思うし、アウトプットの手段は変わっても、今でもその感じは変わらない感じがします。
ここまで、ありそうでいて意外と無かったど直球なバラード。



そんな、計7曲。

このころは、メインのコンポーザー/ソングライターは岩ちゃんだったんですよねぇ。悠仁はストレートにキャッチーな曲を、岩ちゃんはちょっぴりヒネたインパクト大の曲を…という印象があり、それは本作でもまぁそうなんですが。岩ちゃんのほうの“ストレートにキャッチー”を堪能出来るのが、本作。

無い物ねだりなのかもしれないけど…もう一度、これくらいシンプルなゆずが聴きたいなぁ。





お気に入りは、
#01 『てっぺん』
#02 『連呼』
#04 『地下街』
#07 『空模様』





この作品が好きなら、
・『18〜卒業ライフは入ってない〜』/少年フレンド
・『Saturday 8:PM』/コブクロ
・『LIFE』/キマグレン
などもいかがでしょうか。





CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/










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