>オリジナルミニアルバム
>タイトル:大人がイイって言ったヤツ
>アーティスト:ミオヤマザキ
>リリース日:2015年 5月 25日




聴きました!

まずは…誰⁉︎(笑)
この方々の事を知ったきっかけ、何だったっけかなぁ~。思い出せないけど、「何か面白そうな人たちが出てきたなぁ」と思った記憶はある。
名前はミオヤマザキですが、4人組のロックバンドとの事。

ミニアルバムを2枚同時リリースして、これはそのうちの1枚。アルバムタイトルは、単に「スタッフ受けが良かった」って事なんでしょうか。それとも、もう1枚のほうはリリースNGレベルだった(=相対的に、こちらはリリースOK作品を集めたもの)って事なんでしょうか。


#01、早速カオスな『山手線ツィッター狂想曲 ~小フーガト短調~』。10分近い大作、かつ様々な曲調が入り乱れる組曲風の構成。いや、組曲風といっても、クラシックのような淑やかなものをイメージしてはいけません(笑)
マキシマムザホルモンみたいなゴリゴリ部分もあり、J-POPに氾濫する“歌姫”の曲みたいな甘酸っぱい部分もあり、演歌的やパートまであるという。
インパクト絶大。

#02、『REPLAY & DESTROY』。「どうした急に!」と逆に驚く程(笑)に、キャッチーでポップな曲。ベースは四つ打ちが気持ちいいアッパーチューンなんだけど、メロウに“聴かせる”部分もあったり。勢いだけでやるタイプのバンドなのかと思いきや、前曲とこの曲との振れ幅を見ちゃうと「全部狙ってやってるんだろうな」という気持ちになります。

#03、『オンナノホンネ』。リズム隊はメタルのように太く、でもサビのフレーズなんかは浜崎あゆみさんなんかが歌っていてもおかしくないようなパンチ。というかボーカルの方、浜崎さんに歌声が似てる気がする(もちろん、別にパクってるとか真似してるとかそーゆー次元の話ではありませんよ)。元々の声質もそうだし、少し鼻にかかるハイの抜けもそうだし、ビブラートを効かせた歌い方なんかも。

#04、再び「どうした急に⁉︎」なメロウなバラード『季節と雨と涙と』。前半はピアノのみの、儚くも艶やかな伴奏。そして、情感豊かで侘び寂びのあるメロディライン。そして、バンドとストリングスが絡んで壮大に広がる後半。

#05、『3D』。ベボベボ言ってるベースラインがカッコいい!そんながっつりロック曲かと思うと、ジャジーな雰囲気のパートが入ってきたり、メタルっぽい重厚感に飛んだり…この方々、基本的に、1曲の中に色んなものを詰め込むのが好きなんですね。そのせいか、ミニアルバムなんだけど、フルアルバムを聴いたくらいの満腹感を感じられますよ。

ラスト、『女に浮気がバレる26の法則』。まぁ、タイトル通りのね、恋愛指南書のような曲。出てくる感想といえば「なるほどね」とか「確かにね」とか、そーゆーの(笑)
でも、、、何か怖い。浮気をしてる彼氏よりも、「そんなトコまで見る⁉︎」という、彼女のストーカーっぽい性質のほうが怖い。


そんな、計6曲。

結構、その歌詞の毒と刺激とが話題になっている様ですが…ぼくはむしろ、アレンジが印象に残りました。例えるならば椎名林檎さんの『歌舞伎町の女王』のような、「斬新な歌詞だけど、別にこれが椎名さんの実体験ではないだろうな」とか、そんな感じ。
音はリアルだけど、歌詞には“狙い”を感じます。あ、それは悪い事ではないし、そもそもぼくの推測でしかないんですけど。

この作品のセンセーションは全部計算された、計画的なもののような気がして。そうだとしたら、末恐ろしくてワクワクしちゃう!




お気に入りは、
#01 『山手線ツィッター狂想曲 ~小フーガト短調~』
#02 『REPLAY & DESTROY』
#04 『季節と雨と涙と』




この作品が好きなら、
・『プリチー』/アカシック
・『ぶっ生き返す』/マキシマムザホルモン
・『DOOR』/銀杏BOYZ
などもいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^.^)









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