>EP盤
>タイトル:モラトリアムスパイラル
>アーティスト:Suck A Stew Dry
>リリース日:2015年 3月 11日
>記事作成日:2015年 4月 6日
聴きました!
出た出た、“EP盤”(笑) 6曲入った作品集で“ミニアルバム”じゃないっていうのはどういう事なのか…未だにぼくは理解出来てないけど。
まぁ、そんな事はどうでも良くて。凄く素敵なミニアルバムEP盤でした!!
『モラトリアムスパイラル』
タイトルチューンからスタート。
今回初めて「あ、トリプルギターのバンドだったんだ」というのを知ったわけですが…あまり「ギターバンドの曲」という感じはせず、とにかくポップで青春感に溢れたサウンドでした。
凄くカラフルなポップチューン。爽快で軽快な曲調は、この時期にぴったりと合っています。
『絶望と希望のシーソーゲーム』
これもまたポップなんだけど、少しヒネた感じもあって、それが凄くツボ。単に明るいだけのものより、少し影の感じられるもののほうが何だか信用出来るんです。
言葉詰め込み系のメロディラインも、バシバシとライムを踏みまくるラップソングのように快感。
『こころは愛を探してる』
切なさと憂いを帯びたミドルチューン。メロディがポップな分、逆に感傷的な気持ちが刺激されます。青春時代を思い出す…。
『さらば素晴らしき日々よ』
アコギをザクザクかき鳴らす冒頭の感じが、ゆずとか19とかが全盛期だった頃のネオアコチックで何だか懐かしい、そして一周まわって新しい。
『世界に一人ぼっち』
これもまた爽快なアッパーチューン。いい具合に、モラトリアムをこじらせてますね。もう、そういうの大好物です(笑)
一人ぼっちにどこか酔うのが若者で、「所詮誰もが一人ぼっち」と達観するのが大人。完全に後者な自分にトホホですわ。
『僕らの自分戦争』
前作『ジブンセンキ』の収録曲ですね。そちらで詳しく感想を書いてあるので、良ければそちらを。
そんな、計6曲。
前作『ジブンセンキ』では、キャッチーさがありながらもどこか斜に構えている感じがして、完全には入り込めなかったのですが…本作は、すっごくすっごく聴きやすかった!ポップ&キャッチーに振り切れていて、どんな人の耳にも馴染む仕上がりになっていたと思います。
余計なお世話ですが、この方々は今後、本作を名刺代わりにして自分たちを売り込んでいったら良いと思います。マニアックな事は、世に浸透した後からいくらでも出来ますからね。
いやぁ、素敵な作品だった!
お気に入りは、
#01 『モラトリアムスパイラル』
#02 『絶望と希望のシーソーゲーム』
#03 『こころは愛を探してる』
#05 『世界に一人ぼっち』
この作品が好きなら、
・『ボクノバアイハ』/phatmans after school
・『春風』/D.W.ニコルズ
・『ハマナスの花』/Galileo Galilei
などもいかがでしょうか。
CDで手元に置いておきたいレベル\(^o^)/
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