>オリジナルミニアルバム
>タイトル:BUFFET
>アーティスト:山田エリザベス良子
>リリース日:2015年 1月 21日




聴きました!

自主制作盤は出しているものの、全国流通盤としては初めての作品だそうです。ぼくは、初めましてのアーティストさん。店頭でたまたま聴いて、購入。

可愛らしくて、女性的な丸みの強い歌声。あどけない少女のように聴こえる瞬間もあり、一方で芝居がかった演劇的な歌い方をしている時もある。結構、表現力が豊かだなぁと思いました。


#01、『イカレウサギ』からスタート。どんだけ狂気的なウサギの歌なのかと(笑)想像しましたが、曲自体は可愛らしくてふんわりしたアコースティックな雰囲気。歌詞は、やや抽象的ながらも悲しさのような虚しさのようなものを湛えたものでした。ラストのボーカル、あれは歌詞世界の主人公の堪え切れない感情を表現したものなのか、それともシンガーとしての遊び心なのか。

跳ねたリズムと流れる歌声がスタイリッシュでポップな、『ドッペルゲンガー』。スウェーデンポップみたいな、カラフルさと素朴さが両立している曲。

#03、『パンやガムを買っておけばよかった』。パンやガムを買っておかなかったせいで、どんな状況になってるというの⁉︎と気になって仕方がない曲(笑)
おもちゃ箱をひっくり返したような、可愛らしくて賑やかな曲。

一転してしっとりと、『Ordinary days』。アコギ1本で訥々と歌う、そこはかとなく切なさが漂う曲。生活感のある描写から「人間ってなんだろう」という壮大な考え事にまで発展する、歌詞が面白い曲。

ゆったりと、『大きな樹に隠れて』。震える歌声はどんな感情を表しているのか…聴き手のその時々の状態によって、前向きにも後ろ向きにも解釈出来そうな曲。

ラスト、『EAT ME』。恋心が、何故か少し狂気じみて聴こえる(笑)いや、全然雰囲気は怖い感じじゃないんですけどね。むしろ、甘くてメロウな雰囲気なんだけど…でも、(この曲に限らず)この方のボーカルって、端々で狂気的な鋭さを感じるのです。


そんな、計6曲。

凄く甘くて可愛くて、少しメルヘンチックで、端々で怖い(笑)一筋縄では行かない感をビンビンに感じるアーティストさんでした。

今後も、ぜひ聴いていきたいアーティストさんです。




お気に入りは、
#02 『ドッペルゲンガー』
#04 『Ordinary days』




この作品が好きなら、
・『Halfway to you』/Mayu Wakisaka
・『瞼瞼』/日食なつこ
・『グーテンベルクの銀河系』/タルトタタン
などもいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^.^)









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