＞オリジナルフルアルバム
＞タイトル：YANKEE
＞アーティスト：米津玄師
＞リリース日：2014年 4月 23日
聴きました！
まずは、ぼくが最初に分からなかった事をお伝えしておきます(笑)ぼくと同様の疑問を持っている方もおられると思うので。
アーティスト名は、“よねづけんし”さんとお読みするそうです。なのでこれは、バンド名ではなく個人名ですね。ソロのアーティストさん。
で、東京メトロのCMソングとして偶然に本作収録の『アイネクライネ』を聴いて、一発で「これは素敵な曲！」と思い、検索をかけてヒットしたのが米津さんでした。
余談ですが…東京メトロのCMソングって、毎回チョイスが素敵過ぎる！RIP SLYMEさんの『Tales』に始まり、高橋優さん『福笑い』、東京事変さん『新しい文明開化』、斉藤和義さん『メトロに乗って』etc。
話は戻って…アッパーな『リビングデッド・ユース』からスタート。HIP-HOPではないんだけど、この言葉数の多さとメロディへの乗り具合は、それと通じるものがあるように思います。この曲は、そんなこの方の音楽性を象徴するような楽曲。
＃02、『MAD HEAD LOVE』。これも、多分カラオケで歌うのは不可(笑)
トラックは実に賑やかで、いろんな音が混ざっていて、それがユーモラスというか、そこはかとないおかしみを含んでいます。
『WOODEN DOLL』は、リズムが特徴的。そして、サビで“開ける”感じが快感です。
＃04、『アイネクライネ』。冒頭で触れた通り、東京メトロのCMソングです。この曲は、(「他の曲に比べれば」って程度ですが)比較的シンプルにまとめられたトラックの上で、切なくも奔放に歌い上げるボーカルが印象的。
アレンジやテンポ的には全然バラードではないんですが、そこはかとなく香る物悲しさというか切なさというか哀愁というか、そういうものが儚くて美しいです。
＃05、『メランコリーキッチン』。何だか怖い(笑)歌詞が描写するシーンが。俯瞰で、ともすると自嘲的にも聴こえる歌詞ではありますが、そこに描かれる孤独感がリアルすぎて怖い。
のっけから切なさに満ち満ちた構成で始まる『サンタマリア』。カウンターラインとして秀逸すぎるストリングス、力強いのに繊細なリズム隊、感情を圧し殺すようにやたらと安定したピッチのボーカル…全てが、この曲の持つ力を最大限に引き出していると思います。
再びアッパーに、＃07『花に嵐』。しっかし、どの曲もアレンジの芸が細かいですよね。この曲も、一番と二番でアレンジが異なる箇所があったり、とにかく色んな音が重なっていたり。アレンジもご自身でやられているようですが…まだ若いのに、なんて才能なんだ。
＃08、『海と山椒魚』。日本的というか、アジア的というか、東洋的というか…そんな匂いもする雰囲気。
『しとど晴天大迷惑』は、跳ねるリズムが動的な印象を与えるアッパーチューン。でも、決して溌剌とした感じではなく、どこかマニアックな、アンダーグラウンドなフレーバーが前に立つ感じ。
サビのキャッチーさは相当なもの。
しっとりと、『眼福』。温かくて切ない。嬉しくて哀しい。涙が出てきそうな、そんな熱量と虚しさ。
これは、名曲。
＃11、『ホラ吹き猫野郎』。まず、タイトルが何なんだ(笑)この曲に限らず、タイトルが特徴的な曲が多いですよね。
しかし、これもとにかく、メロディとアレンジが恐ろしくキャッチー。頭から離れなくなる系。
＃12、『TOXIC BOY』。ちょっとマニアックに展開するＡメロ～サビ前までに比べ、サビでは一気に爆発して広がるという、それが快感になる曲。
これまた不思議な曲、『百鬼夜行』。タイトルが物凄くしっくり来る、そんな妖しい世界観の楽曲。
どこか人を食ったような歌い回しも、絶妙にマッチしています。
＃14、『KARMA CITY』。幻想的というのかなんというのか、なんかとろーんとした雰囲気の不思議な曲。
ラストは、カバー曲らしい『ドーナツホール』。アッパーです。ストレートにかっこいいですね、この曲。
そんな、計15曲。
全体的に、アッパーチューンが多いですね。しかも、色んな音が重なって賑やかな印象。ドラムやパーカスが手数多めに入っているので、なお疾走感倍増。言葉数も多く…全力疾走してるような、そんな印象の作品でした。
また、バラード系の曲でも必ずユーモラスな音が入ってるんですよね。でもそれが曲の雰囲気を壊すことは一切なく…むしろ、ありとあらゆる物事や出来事には多様性があるんだという事を示唆してくれているようで、曲に深みを与えてすらいました。
曲によっては、歌詞が難解だったかなー。1から10まで全てを説明するのが歌詞ではないけれど、もうちょっと優しくしてくれても良かったんじゃないかなぁと(笑)
今年ぼくが出会った作品の中で、かなり上位に食い込んでいる作品です！
お気に入りは、
＃02 『MAD HEAD LOVE』
＃04 『アイネクライネ』
＃06 『サンタマリア』
＃10 『眼福』
＃12 『TOXIC BOY』
この作品が好きなら、
・『アルトコロニーの定理』／RADWIMPS
・『Shall we travel??』／ナオト・インティライミ
・『WORK』／清竜人
などもいかがでしょうか。
CDで手元に置いておきたいレベル＼(^o^)／
＞タイトル：YANKEE
＞アーティスト：米津玄師
＞リリース日：2014年 4月 23日
聴きました！
まずは、ぼくが最初に分からなかった事をお伝えしておきます(笑)ぼくと同様の疑問を持っている方もおられると思うので。
アーティスト名は、“よねづけんし”さんとお読みするそうです。なのでこれは、バンド名ではなく個人名ですね。ソロのアーティストさん。
で、東京メトロのCMソングとして偶然に本作収録の『アイネクライネ』を聴いて、一発で「これは素敵な曲！」と思い、検索をかけてヒットしたのが米津さんでした。
余談ですが…東京メトロのCMソングって、毎回チョイスが素敵過ぎる！RIP SLYMEさんの『Tales』に始まり、高橋優さん『福笑い』、東京事変さん『新しい文明開化』、斉藤和義さん『メトロに乗って』etc。
話は戻って…アッパーな『リビングデッド・ユース』からスタート。HIP-HOPではないんだけど、この言葉数の多さとメロディへの乗り具合は、それと通じるものがあるように思います。この曲は、そんなこの方の音楽性を象徴するような楽曲。
＃02、『MAD HEAD LOVE』。これも、多分カラオケで歌うのは不可(笑)
トラックは実に賑やかで、いろんな音が混ざっていて、それがユーモラスというか、そこはかとないおかしみを含んでいます。
『WOODEN DOLL』は、リズムが特徴的。そして、サビで“開ける”感じが快感です。
＃04、『アイネクライネ』。冒頭で触れた通り、東京メトロのCMソングです。この曲は、(「他の曲に比べれば」って程度ですが)比較的シンプルにまとめられたトラックの上で、切なくも奔放に歌い上げるボーカルが印象的。
アレンジやテンポ的には全然バラードではないんですが、そこはかとなく香る物悲しさというか切なさというか哀愁というか、そういうものが儚くて美しいです。
＃05、『メランコリーキッチン』。何だか怖い(笑)歌詞が描写するシーンが。俯瞰で、ともすると自嘲的にも聴こえる歌詞ではありますが、そこに描かれる孤独感がリアルすぎて怖い。
のっけから切なさに満ち満ちた構成で始まる『サンタマリア』。カウンターラインとして秀逸すぎるストリングス、力強いのに繊細なリズム隊、感情を圧し殺すようにやたらと安定したピッチのボーカル…全てが、この曲の持つ力を最大限に引き出していると思います。
再びアッパーに、＃07『花に嵐』。しっかし、どの曲もアレンジの芸が細かいですよね。この曲も、一番と二番でアレンジが異なる箇所があったり、とにかく色んな音が重なっていたり。アレンジもご自身でやられているようですが…まだ若いのに、なんて才能なんだ。
＃08、『海と山椒魚』。日本的というか、アジア的というか、東洋的というか…そんな匂いもする雰囲気。
『しとど晴天大迷惑』は、跳ねるリズムが動的な印象を与えるアッパーチューン。でも、決して溌剌とした感じではなく、どこかマニアックな、アンダーグラウンドなフレーバーが前に立つ感じ。
サビのキャッチーさは相当なもの。
しっとりと、『眼福』。温かくて切ない。嬉しくて哀しい。涙が出てきそうな、そんな熱量と虚しさ。
これは、名曲。
＃11、『ホラ吹き猫野郎』。まず、タイトルが何なんだ(笑)この曲に限らず、タイトルが特徴的な曲が多いですよね。
しかし、これもとにかく、メロディとアレンジが恐ろしくキャッチー。頭から離れなくなる系。
＃12、『TOXIC BOY』。ちょっとマニアックに展開するＡメロ～サビ前までに比べ、サビでは一気に爆発して広がるという、それが快感になる曲。
これまた不思議な曲、『百鬼夜行』。タイトルが物凄くしっくり来る、そんな妖しい世界観の楽曲。
どこか人を食ったような歌い回しも、絶妙にマッチしています。
＃14、『KARMA CITY』。幻想的というのかなんというのか、なんかとろーんとした雰囲気の不思議な曲。
ラストは、カバー曲らしい『ドーナツホール』。アッパーです。ストレートにかっこいいですね、この曲。
そんな、計15曲。
全体的に、アッパーチューンが多いですね。しかも、色んな音が重なって賑やかな印象。ドラムやパーカスが手数多めに入っているので、なお疾走感倍増。言葉数も多く…全力疾走してるような、そんな印象の作品でした。
また、バラード系の曲でも必ずユーモラスな音が入ってるんですよね。でもそれが曲の雰囲気を壊すことは一切なく…むしろ、ありとあらゆる物事や出来事には多様性があるんだという事を示唆してくれているようで、曲に深みを与えてすらいました。
曲によっては、歌詞が難解だったかなー。1から10まで全てを説明するのが歌詞ではないけれど、もうちょっと優しくしてくれても良かったんじゃないかなぁと(笑)
今年ぼくが出会った作品の中で、かなり上位に食い込んでいる作品です！
お気に入りは、
＃02 『MAD HEAD LOVE』
＃04 『アイネクライネ』
＃06 『サンタマリア』
＃10 『眼福』
＃12 『TOXIC BOY』
この作品が好きなら、
・『アルトコロニーの定理』／RADWIMPS
・『Shall we travel??』／ナオト・インティライミ
・『WORK』／清竜人
などもいかがでしょうか。
CDで手元に置いておきたいレベル＼(^o^)／