>オリジナルミニアルバム
>タイトル:“Z”OOM
>アーティスト:ねごと
>リリース日:2014年 3月 12日




聴きました!

なんだか聴きやすいぞ!!
すごくキャッチー。以前の感想文でも書いたようにこの方たちは、その可愛らしいビジュアルとは裏腹に、どこかマニアックで独特なセンスと雰囲気で楽曲を作っていると思うのですが…本作はその側面がやや後ろにさがり、ポップでキャッチーな雰囲気で充たされているように感じます。もちろん、端々でささくれのようにクセは片鱗を見せてましたが。


#01、『真夜中のアンセム』からスタート。まず、タイトルがかっこいいですよね。で、そのタイトルがそのまま膨らんだような、クールで疾走感溢れるチューン。

#02、こちらも疾走感のある『Dreamin'』。でも、こちらはただ突き抜けるだけではなくて、サビでは独特の浮遊感が印象的です。とろりと微睡むような、不思議な感覚。この辺は、本来の“クセ”が発揮されているようでニヤリ。

『M.Y.D.』は、前2曲に比べてBPMは落としているものの、その分ユーモアが盛り込まれた華やかな曲。楽曲でこのくらい“遊べる”ようになってきたという事は、この方々もいよいよルーキーの時期を越えたんだなぁ~なんて。

#04『風惹かれ』。手数の多いドラミングとおおらかなメロディが不思議とマッチしている、爽やかな曲。でも、個人的には、ここまでやるならドラムはもっともっと激しく雄々しく、楽曲の色が変わるくらいのプレイをしても良かったんじゃないかと思ったりもします。

#05、『迷宮ラブレター』。これもまたポップ。ポップなんだけど、なんかクセが強い。上がっていくんだろうと思ってたメロディラインが下がったり、次のメロディに移るかと思ったらリフレインしたり(笑)この“クセ”は、ホントに、レミオロメンさんを彷彿とさせます。

ラスト、『勲章』。ゆっくりと、そしてしっとりと聴かせるミディアムチューン。しなやかさと力強さの同居する、シンプルで淡い曲。


そんな、計6曲。

全体的にすごく明るくて、勢いがあって、ポップな作品集でした。

これはぼくの集中力が年齢と共に衰えてきているだけなのかも知れませんが(笑)…ミニアルバムっていいですね。曲の印象がカブる事も少なく、オイシイところだけつまみ食い出来るような感覚。本作は、特にその感じが強かったかな。すごくまとまっていて、腹八分目で、“次”にも興味が向けられるようなボリューム。

正直、別にそんなに特別好きなアーティストさんではなかったのですが、作品を追うごとにジワリジワリと好きになってきています。




お気に入りは、
#01 『真夜中のアンセム』
#03 『M.Y.D.』
#06 『勲章』




この作品が好きなら、
・『Cahtmonchy has come』/チャットモンチー
・『Much Much More!!』/speena
・『HORIZON』/レミオロメン
などもいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^o^)