>配信限定ミニアルバム
>タイトル:ACOUSTIC SOUL 
>アーティスト:スガシカオ
>リリース日:2014年 1月 15日




聴きました!

数年前から、スガさんはインディーで活動されてされていますが、その間にリリースされた配信シングルやパッケージシングルは一切収録されておらず、ALL新曲ですね。

ちょっと、意外でした。
というのも、この間にリリースされてきたシングルって割と毒っ気に満ちてたり妖しい光を放っていたり、そんな感じでどこか屈折したエネルギーで黒光りしているような印象だったのですが…本作は、清々しいほどにシンプルで、派手さはないけど味のあるアコースティックサウンドでまとまっていたからです。


#01、『情熱と人生の間』からスタート。ベースが陽気に歌っていて、リズムはさっぱりとしていて、気分が上向くポップソング。アメリカの空気のように、湿度の低い肌触り。

アコギのアルペジオを基調とした、#02『航空灯』。ほっこりと、まったりと、ちょっとした切なさと。何だか、初期の楽曲を思い出します。

#03、『見る前に跳べ.com』。よく分かりませんが、何かの企画のために書き下ろされた曲だったと思います(笑)言葉詰め込み型の、痛快な楽曲。

『きみが好きです』は、音数が少ないシンプルなミディアムナンバー。(おそらく)ボトルネックで演奏されてる音は、どこかとぼけた感じもあります。
独り言のような、ぼやきのような、そんなテンションの曲。でも、歌詞は結構「痛たたたた~っΣ(ノд<)」な感じ。

ラストは、『ハダカハダカ』。本当に「好きなことを好きにやったんだろうなぁ」という感じの、ポップなんだけどクセのある一曲。


そんな、計5曲。

すごく、するっと聴けちゃいます。#02や#04のように“聴かせる”タイプの楽曲も、ただやみくもに感傷をあおったり切ないだけの歌詞を乗せるのではなく、かならずどこかに陽気でおおらかな匂いが混じっていたし。

派手さはないけど、ほっこり出来る一枚でした。

ところで、本作をもってスガさんはインディーズでの活動を終了してメジャーに復帰されるそうですね。メジャーに戻っても、最大限ご自身が納得できる作品を作れる環境だといいですねぇ。
所属先とかって、もうオープンになってるのでしょうか。やはり、個人事務所+スピードスターなのかな…。烏龍舎、OORONG-RECORDSとかだったら面白いのにな。




お気に入りは、
#01 『情熱と人生の間』
#02 『航空灯』
#04 『きみが好きです』




この作品が好きなら、
・『アトリエ』/山崎まさよし
・『素晴らしい世界』/suzumoku 
・『Love Is a Four Letter Word』/Jason Mraz 
等もいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^o^)