>オリジナルフルアルバム

>タイトル:日々のあわ
>アーティスト:ハナレグミ
>リリース日:2004年 1月 21日
>記事作成日:2013年 9月 10日





久しぶりに聴きました!

先日、『hana-uta fes.』のDVDを購入しまして。とても良かったので、過去作品を鑑賞しました。

最近“オーガニックな…”みたいな形容をよく目にしますが、この方の音楽はまさにそれ。アコースティックを基調としたゆったりサウンドが印象的で、でも優しいだけじゃなくて結構ファンキーな曲もあり。
トータルの印象は統一しているのに、個々の曲は鮮烈で個性的。



『うららかsun』
賑やか! 何となく、“ウエスタン”って感じがします(笑)

『レター』
ホーンが効いた陽気で穏やかな1曲。はっぴいえんどとか、その辺の匂いも感じます。

『マドベーゼ』
スチールパン(多分)のゆーったりとしたイントロから入るこの曲。ほっこりと温かく、なぜか微かに切なさも滲みます。

『ハンキーパンキー』
ハナレグミさんの真骨頂、切なさと強いメッセージとが同居する、染み入る1曲。

『さらら』
前曲か〜ら〜のっ!コレ!! 泣いちゃうって、このコンボ。切ない!切なくて胸が圧迫される!! 切ないんだけどポップで、そのポップさが尚更苦しくさせます。
名曲。

『嘆キッス』
一転してテンションMAXなこの曲。なんなんだ、この振れ幅(笑) 1曲目『うららかsun』に通じる雰囲気。
ハナレグミさんの、もうひとつの真骨頂。

『きのみ』
何だこの可愛らしいタイトル。音数は少なく、この方の素朴な歌声と体温がじんわりと伝わってきます。

『ステルトミチル』
楽器の温もりが特に伝わる楽曲。雨の日のしとやかさが、とても叙情的。

『心空』
この方の呟きのような一節から始まる優しい歌。深みというか、円熟さが印象的。

『Musica』
ラストは、浮遊感のある不思議な楽曲。そしてとっても綺麗。



そんな、計10曲。

全体的に、すごく優しい雰囲気でした。手作りの温もりみたいなものが溢れていて。
でも多分、優しいだけじゃないんですよね。料理の時に、塩をひとつまみ入れたほうが甘味が際立つ、、、みたいな? 痛みとか、喪失感とか、そういったものが作品のなかに少しずつ混ざってるからこそ、優しく響いているんだなぁと思うような、そんな作品。





お気に入りは、
#04 『ハンキーパンキー』
#05 『さらら』
#07 『きのみ』
#09 『心空』





この作品が好きなら、
『初花凛々』/SINGER SONGER
・『さすらい記』/ハンバートハンバート
・『White』/大橋トリオ
などもいかがでしょうか。





CDで置いておきたいレベル\(^o^)/