>オリジナルフルアルバム
>タイトル:LAND
>アーティスト:ゆず
>リリース日:2013年 5月 1日




聴きました!

一聴して思ったのは、「LANDってのは、浦安にあるあのランドなんじゃないのか?」って事でした。
ジャケットからも分かる通り、非常にバラエティ豊かでカラフルな作品集でした。特に、アレンジ面が。
『ムーンライトパレード』なんかは明らかに浦安のあそこをイメージしているのではないでしょうか。ミュージカルのような雰囲気と、漂うキラキラとした非現実感と、メルヘンチックな歌詞世界。『LAND』なんかもそうですよね、“今”でも“ここ”でもないどこかの雰囲気は、凄くメルヘンチックでそこはかとなく感傷的。
そんな風に、とても色彩豊かで賑々しくキラキラした雰囲気が、一枚を通じて押し寄せてきます。聴き終わると、パレードのあとのような興奮と寂しさを覚えます。

リード曲の『LAND』は、なんか不思議でした。上記のようにどこか非現実的でメルヘンチックなんだけど、歌詞の内容はとてもリアルで。言葉はリアルなんだけど雰囲気はメルヘンで。メルヘンなんだけどリアルで、リアルなんだけどメルヘンで…という(笑)
まさに“最近のゆず”と言うべき、“テレビの向こうの有名人がうたう歌”って感じの作風だと思うんです。なんだけど、近所のにいちゃんみたいな雰囲気でごく身近なことを歌っていた“あの頃のゆず”を想起させられもするんです。
色んなところを自由に行ったり来たりする、すごく不思議な曲でした。

『砂漠のメリーゴーランド』は、なんか、童謡『月の沙漠』を思わせる哀愁と情感を感じました。いや、それは決して沙漠繋がりという安直な理由ではなくてね。
力強さ×哀愁 という構造がそう思わせるのでしょうか。

『また明日』は、すごくほっとしますよね。「あの頃のゆず」というキーワードを乱発すると嫌がる方もおられるでしょうが…まさに“あの頃”の匂いがします。
シングルで切られたときに「何だか懐かしいな」と思いクレジットを見たら、プロデュースが呼人さんで。「あぁ、やっぱり」と思った記憶が(笑)

そして…『ゼラニウム』って、曲を聴くまで何かの金属だと思ってました(笑)アルミニウムみたいな。
あと、シングルで出た当初はあんまりピンと来なかったんですが、本作で改めて聴いたら『翔』が良かった!

繰り返しになりますが、すごくカラフルでポップな仕上がりだったと思います。現在のお二人の立ち位置やスタンスというのが、よく分かる作品。
でも、やっぱり…もう一度、『地下街』や『手紙』のような曲を創ってはいただけないものでしょうか。。。いい加減、“今”に慣れなきゃダメ?




お気に入りは、
#02 『LAND』
#06 『ゼラニウム』
#10 『また明日』
#11 『翔』




この作品が好きなら、
・『Entertainment』/SEKAI NO OWARI
・『up to you』/19
・『花鳥風月』/レミオロメン
などもいかがでしょうか。




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^-^)




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