>オリジナルフルアルバム
>タイトル:5
>アーティスト:ねごと




聴きました!

うん、なかなか良かった!
正直、デビュー曲で大型のタイアップが付くような方々をぼくはナナメから見るクセがあるんですよね(笑)「実力以外の見えないチカラが働いてるんじゃない?」とか、「そんだけのタイアップが付いてりゃ楽曲のクオリティなんて関係ないっすよね」みたいな。flumpoolさんとかもそうでした(今は好きですよ)。
そんなワケで、この方々の事も、失礼ながらちょっと訝しんだ目で見ておりました。しかも、見た目も可愛らしいし。勝手に、「アイドルバンドか?」と。

しかし、本作でイメージ変わりました。なかなかに良い!
おかずの音は多めながらも、ちゃんと真ん中にバンドアンサンブルが居るんですよね。しかも割と骨太の。むしろ、「おかずは、“らしくない”ほど立派な骨格を隠すためのカムフラージュなのでは?」と邪推してしまうほど。女子の水泳選手が、フォーマルな場ではストールで肩幅を隠すような感覚?

上記のように、全体的なアレンジはポップで可愛らしいんですが、それはアレンジャーさんの力のように思えました。おそらく、デモ段階ではもっといびつでひねくれていたのではないかという気がしてなりません。
メロディラインに、その片鱗が見られます。セオリー通りに進まないというか、「そこでそっちに行っちゃうのー!?」「そこから急にそっち飛ぶの??」という部分が多いこと多いこと。この感覚は、レミオロメンさんを彷彿とさせます。
おそらくアレンジャーさんが可愛い服を着せてくれたから可愛らしくまとまっているものの、素の彼女たちが奏でるものはもっといびつでトリッキーなんじゃないでしょうか。
いや、もちろん、何かを否定したいワケではないですよ!そのいびつさも、骨太な部分も、頑張って着飾っている可愛らしさも、全部が良いバランスで成り立っていて素敵だという事です。

とか言いつつ、セルフプロデュース&アレンジャー無しで製作したアルバムだったらどうしよう(笑)そうなると、ここまでのぼくの論旨が全部破綻するぞ(´д`|||)なにせ、クレジットをちゃんと見てないもので…。
まぁ、それならそれでいっか。この作品が素敵な出来映えである事に変わりはない!

できれば、有無を言わさぬキラーチューンが1曲あるとなお良かったかな。前述の通り、ポップでキャッチーな楽曲群ではあるんですが…どの曲にも大なり小なりクセがあるんですよね。
クセのないキラッキラのキラーチューンを1つ真ん中に据えて、それを軸にしてクセのある楽曲を並べていくと、飽きというか中弛みというかを作らずにもっと満足感の高い1枚になったのではないかと思います。
ま、余計なお世話ですけどねー(笑)

蛇足ですが…10曲目の『そして、夜明け』のピアノは、なぜか→Pia-no-jaC←さんを思い出しました。音色が似てるのかな、アレンジが似てるのかな。よくわかんないけど。




お気に入りは
#04 『nameless』
#11 『Lightdentity』




iPod nanoにも入れておきたいレベル(^-^)





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