久しぶりに、様々なアーティストさんによるコンピレーションアルバム『奥田民生・カバーズ』('07)を聴きました!



やはり、素晴らしいネタというのは誰がどう料理してもおいしくなるんですね(^-^)b
どの曲も、原曲の輝きと各アーティストの味の両方が味わえる気がします。どれも有名な曲ばかりですが、原曲のモノマネで終わってもいないしかといって原曲の勢いをぶち壊してもいないです。

カバーのバージョンを聴いたのは初めてでも、「懐かしいなぁ」とか「“やっぱり”良いよなぁ」と思った事を思い出しました。それくらい、どのアーティストさんもも、原曲をリスペクトして理解して尊敬の念を持ってカバーされたのでしょうね。
一方で、ただ真似ているだけではなく、それぞれの持ち味も発揮されていると思います。GOING UNDER GROUNDさんやスピッツさんなどは、アレンジ等を含めて比較的原曲を尊重されていると思うのですが、それでも“GOINGの曲”“スピッツの曲”に聴こえました。HALCALIさんやB-DASHさんらは独自の解釈を盛り込んでユニークに仕上げたと思います。

・・・最初に「ネタが良ければ誰が料理しても・・・」みたいな事を書きましたが、いや、やっぱり、カバーした方の技術や感性が素晴らしいからこそですねf(^ー^; 曲だけ良くてもグズグズになる場合もあるし、アーティストが素晴らしくても曲がダメなら響かない。本作は、曲もアーティストも本物だったからこそこれだけ上質な作品集になったのでしょう。

そして、「次があるならあのアーティストにこの曲を・・・」のような妄想も楽しめるのが、こういった作品の特徴ですよね。



お気に入りは
Disc 1-♯4 『さすらい』スピッツ
Disc 1-♯8 『息子』チャットモンチー
Disc 2-♯1 『トロフィー~ヘヘヘイ』ウルフルズ
Disc 2-♯6 『愛のために』HALCALI



iPod nanoにも入れておきたいレベル(^-^)