「どちら様ですかいな?」

親方『ほ?
申し遅れました。
私の名は親方と申しまして、ここより西の都から、こちらの美しい方を妻とするべく、はるばる参りました。』

立派な笹『なんだとっ!!?』

手下『動くな!』

手下は、立派な笹に向け腰に携えた刀を抜く構えをとる!

ささ美『!!
およしなさいっ!!』

親方『おほほ…そうですよ、およしなさい』

手下『はっ』

手下は構えをといた。

ささ美『わらわを妻とするとな?』

親方『はい。』

ささ美『ふん…
誰が貴様の妻になるものか!
去れ!』

親方『おほほ…
これはこれは…
なんと気位の高いこと!
ますます気に入りましたよ
おほほほほ!』

親方は、ささ美ににじり寄る!

ささ美『!
寄るなっ!下郎!』

立派な笹『貴様!』

親方に飛び掛かる立派な笹!
しかし!二人の手下に取り押さえられた!

立派な笹『ぬうっ!?』

親方『おほほ…
………』

親方は、ささ美の顔の前に手をかざし何やら呟いた。

ささ美『くっ!?
…(-.-)zzZ』

「ささ美!?」

立派な笹『貴様!何を!?』

親方『何、少し眠って頂いたまで…
では、この美しい方は私の妻として頂いて行きます。
おほほ…ご機嫌よう。』

親方は、眠らされた ささ美を抱き抱え、手下を一人連れ、去って行く…

「ささ美~っ(>_<)」

立派な笹『行かせるかっ!!』

残った手下『親方様に逆らうな』

残った手下は、親方を追おうとする立派な笹の前に立ちはだかった!

立派な笹『!?
邪魔するなーーー!!』

立派な笹は、残った手下に向かい、渾身の右こぶしを放った!
しかし、左に ひょい、とかわされ右フックを合わせられた!

立派な笹『??!
なんだ?!
世界が回る?』

立派な笹の足は、立つ力を失いがくがくと震えた。

「いかんっ!!
そやつ出来るぞ!
冷静になれ!」

立派な笹『あ、ああ…』

立派な笹は、かろうじて構えをとる。

「どうしたっ?しっかり構えろ!!」

立派な笹『お、おう!』

冷静さを取り戻した立派な笹は、残った手下に、かろうじて勝利した。

立派な笹『ふー…(^_^;)』

「ふぃ~…
冷や冷やしたわい(^_^;)」

残った手下『…う~ん(>_<)
…はっ!
おら、いったい…?』

立派な笹『おいっ!貴様!奴はいったい何者だっ!?(`o´)』

残った手下『なんだべ?!』

つづく
山で芝刈りを終え、日が沈みゆく。

「今日も良く働いた~
さて、帰るか…」

家路を急ぐ道すがら、森の中から、ぼんやりとした光が…

「なんだべ?」

近づくにつれ光が眩しくなり…

「うわー!?大きな笹だ!!
ほんとに笹か?
まばゆいなぁ(>_<)」

光の正体は大きな笹でした。
光ってる所を良く見ると
小さな小さな可愛らしい笹がいました。

「なんて小さな笹だろか!?
まばゆいなぁ(>_<)」

可愛らしい笹『ほぎゃっほぎゃっ(>_<)』

大きな笹から、まばゆく光る可愛らしい笹を抱き上げ、よしよししてみた。

可愛らしい笹『ばぶ~きゃっきゃっ(≧∇≦)』

「おお、よしよし!
可愛いなぁ(≧∇≦)
まばゆいなぁ(>_<)」

きゃっきゃっと喜ぶ可愛らしい笹を家に連れて帰ることにしました。

「ただいま」

立派な笹『おかえり(^o^)/
ん?
何?その光る笹!?』

「山の中でな、光る大きな笹があってな、その中に居たんじゃよ。
可愛いじゃろ?(≧∇≦)」

立派な笹『可愛いなぁ(≧∇≦)
でも、まばゆいなぁ(>_<)』

可愛らしい笹は、ささ美と名付けられ、この家で育てられることとなりました。
ささ美は良く食べ、良く寝て、みるみる育っていきました。
あっと言う間に、あんよが上手になり、言葉を覚え、時には、おいたが過ぎちゃったり…
瞬く間に、すくすくと育ち
まばゆい程の美しさに成長しました。

「おはよう。ささ美(^-^)/
今朝もまばゆいな(>_<)」

ささ美『おはよー('-'*)
突然ですが!
わらわは帰らねばなりません…』

「どこへ?」

ささ美は家の側を流れる川を指差し
川をなぞり、そして真上の空までなぞり指差した。

ささ美『今晩、わらわと兄上を迎えに天の川より、迎えの者がやって参ります。』

立派な笹『なんで?』

ささ美『なんでって言われても…
とにかく!帰らねば!』

「そうか…
寂しくなるのぉ(T_T)」

ささ美『わらわも帰りとうありませぬ(ノ_・。)
ここでの暮らし、ほんに楽しゅうて…
わらわを大切に育ててたもうて…(ToT)』

突然、告げられた別れを悲しみ、皆で、わんわんと号泣した。

『おほほ…団欒のところ申し訳ないが失礼するよ』

突然、三人の男が上がり込んで来た!

『いました!親方様』

親方『ほう!噂以上の美しさ…』

親方様と呼ばれる男と手下らしき二人の男。

つづく
くまーま『まうさん、この宝の力で人の姿になれるようになってたんだね…』

まう『ばほっ?』

にお『そうだったの…』

くまーま『どお?心構えは出来てる?』

まう『ぶほっ!』

まうは力強く頷いた。

くまーま『じゃあ…
人になりたいって強く願って!』

まう『ぶろひひ~~~ん(>_<)』

にい『オイラモ願ウゾ!!』

にお『私もっ!!』

くまーま『それー\(^ー^)/』

皆の強い思いと、くまーまの妖力と、宝の力が一つに合わさり…
願いが叶った!
まうは、人の姿になった。

まう『まあ…?』

くまーま『やったー\(^ー^)/』

にお『やったー\(^ー^)/』

にい『ヤッター\(^ー^)/』

くまーま『…良かったぁ(^O^)

僕なんか眠たくなってきた…
何百年ぶりにちょっと遅い冬眠しよっかな…
皆によろしく(^∀^)ノ
…おやすみ~(σω-)』

まう『くまーまさん…
ありがとう。
おやすみなさい(*'-')ノ』

力を使い果たした くまーまは、寝息をたて、鬼が丘の地下で眠る。

まう『におさん にいさん
ありがとう。』

にい『イイッテ!(b^ー°)』

にお『さあ、まうさん!
ささ郎さんの元へ(^o^)/』

まう『はいっ(^O^)』

にい にお兄妹は、鬼が丘の地下に眠る宝を悪の手から日夜まもる。

まう『ささ郎さん…
今から帰ります。』

牧場で生まれ、母と仲良く暮らしていた まう…
母と同じくらい大きく育つと、母から引き離され、
まうの名付け親となった、あるじの元へ。
愛情を注ぎ、まうを大事にしたあるじ。
まうも馬車を引き良く働き、あるじに尽くした。
そんな優しいあるじは突然の病に倒れ、帰らぬ人となった。
家族を失い悲しみに暮れる まう…
そのうちお腹がすいて、美味しい草を求めて、さ迷い続け幾月日…
ささ郎に出会った。
恩を返したい一心で人の姿になれるようになり、
共に暮らし、
恋をした。
はかなく破れた夢
しかし、友の助けを得て、本当の人になり…
ささ郎の元へ帰って来た。

まう『…ただいま。
でも…
なんだか恥ずかしいわ(〃д〃)
どうしましょう?
こうしていても仕方ないし…
よしっ!』

まうは、とんとん と戸を叩いた。

まう『夜分遅く、すみません。』

「おや?」

その後…
ささ郎と まうは夫婦となり、いつまでも仲良く幸せに暮らしましたとさ。
めでたしめでたし

おしまい。